ギャンブルの妖しい魅力
ギャンブルを絶対にやらないという人がいます。大体のギャンブルはプレイヤーにとって分が悪く、期待値からいけば損をするからというのが理由のようです。しかし本当は、自分が一度その世界に捉えられたら、戻ってこれる自信がないからということを本能的に察知しているからなのかも・・・カジノは人生の縮図である。
希望と絶望が渦巻き、歓喜があり挫折があり、誘惑と煩悩に充ち満ちている
『カッシーノ!』(浅田次郎/ダイヤモンド社)
賭けとは全身全霊の行為であるが、百万円持っていた人間が、
百万円を賭け切るときにしか、賭けの真価はあらわれない
『行動学入門』(三島由紀夫/文春文庫)
丁半の二分の一の勝負に必要なのは、運だ。その人間がもっている純粋な運だ。
そういう意味で、過酷で味が濃い
乾 十郎(博徒)
『二進法の犬』(花村萬月/光文社)
『二進法の犬』(花村萬月/光文社)
博奕は暴力を介在させない「合意の略奪闘争」なのである
『無境界の人』(森巣 博/小学館)
賀茂川の水、双六の賽、山法師、是ぞ朕が心に随はぬ者
白河上皇
『源平盛衰記』
『源平盛衰記』
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