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30年前に発売されていたあの巨匠の忘れ形見 石森章太郎のモンタージュゲーム

中古屋で偶然ガイドが見つけたのは、なんとあの巨匠が30年も前にプロデュースしたボードゲーム。探偵となって、パリに潜む指名手配犯を追い詰めろ! ファン垂涎の激レア物です。

執筆者:双六屋 カゲゾウ

石森章太郎が指名手配!?

石森章太郎(石ノ森章太郎)先生といえばガイドが説明するまでもなく、『仮面ライダー』や『サイボーグ009』など数々の傑作を生み出した漫画界の巨匠です。

さて先日、万代書店の熊谷店をフラフラと徘徊していたら、先生の名前を冠した珍品に遭遇!!! 思わず買ってしまったのがこれでした。

石森章太郎のモンタージュゲーム
モンタージュをとりいれた画期的なゲームか!?


タイトル:石森章太郎のモンタージュゲーム
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分位





調べてみると、どうやらこれが発売されたのは1978年(なんと約30年前のシロモノ!) 中古品だけに「コマやカードの紛失があってもしゃーねーなー」と思いきやこれが完品(ラッキー♪) さらに家に帰ってからこのゲームの由来をネットで調べてみると、70年代にエポック社から発売された『まんがゲーム』というシリーズの1タイトルのようです。

このシリーズの特徴は有名漫画家がボードゲームをプロデュースするというもの。石森先生以外にも「さいとうたかをのスパイ暗号解読ゲーム」や「赤塚不二夫の駅前タクシーゲーム」、「ちばてつやの野球ゲーム」など、ファンなら名前を聞いただけで舌なめずりしそうな大御所が参加していたようです。

ありそでなかったモンタージュ合戦

さて肝心のモンタージュゲームはどんなゲームかというと、プレイヤーは探偵となり、パリに潜む指名手犯のモンタージュを完成させることが目的です。



なんといっても特徴的なのはそのコンポーネント。モンタージュを完成させるというギミック(仕掛け)がとてもユニークです。モンタージュをゲームに使うというありそうでなかった(ガイドが記憶する限り)アイデアは今見ても斬新です。


犯人のモンタージュはランダムにパリの街に隠されている


犯人は6人います。その似顔絵は頭、目、口元と3つのパーツからなり、ゲームボード上のパリに配された6つの有名な建物(白いケースの中)に隠されています。各プレイヤーの手元にも、捜査用のモンタージュがあります。


プレイヤーに渡される捜査用モンタージュ

さてそれではいよいよ捜査に乗り出してみましょう!
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