いざ捜査に乗り出してみると・・・

基本的には双六形式のゲームです。手番プレイヤーはサイコロの変わりにスロッターと呼ばれるルーレットを回し、プレイヤーは自分の探偵コマを進めます。スロッターの指示や止まったマスの指示によって、建物に隠されている犯人のモンタージュのパーツをのぞいたり、自分の捜査用モンタージュのパーツを、他のプレイヤーのものと入れ替えたりすることができます。


ボード中央にあるスロッターと呼ばれるルーレット


こうして、建物に隠された犯人のモンタージュと、手元の捜査用のモンタージュれとをもっとも早く合致させたプレイヤーが勝者となります。

うれしいのは、キャラクター商品にありがちな、ゲームのインターフェイスのみをキャラに置き換えただけといったものではなく、このゲームに登場する探偵や犯人の似顔絵などはどうもオリジナルのようです。きっとこのゲームのためにわざわざ石森先生が書き下したに違いありません。


“迷”探偵たちの揃い踏み。その風貌といい、名前といい、容易にモデルが想像つく・・・


またプレイヤーが使用する探偵コマの名前は、ゴロンボ、金田一今日介、シャーロック・マイホームズ、赤血小五郎、ジェームス・ホント、多羅尾凡内など、古今の名探偵のパロディになっており(約1名、国際的な諜報部員も交じっていますが・・・)なかなか芸が細かい。

簡単そうで意外に難しい指名手配犯の記憶

で、プレイはしてみたんすけど、これがなかなか手強い! スロッターの出目次第なので、思うように狙っている建物の犯人の顔パーツをのぞけません。

また顔の一部分だけというのは意外と記憶に定着しにくいものなのかもしれません。6ヶ所も建物があるので、ゲームをやっているうちのにどの顔パーツがどの建物にあったかをすっかり忘れ「ふふふ、ようやくこのパーツが確認できるぜ!」と喜び勇んで確かめてみたら「これさっきも見たぁ」なんてガックシが頻繁にありました。

更にはプレイヤーどうしで、狙っている犯人が被っていたりすると、同じ顔のパーツの取り合いになっていつまでたってもモンタージュが完成しません。

だったら違う犯人のモンタージュに切り替えればと思うのですが、今更、新しい犯人を追っかけるのもシンドイシ、途中まであつめた顔パーツを他の探偵に渡してしまうのもハラガタツシ・・・ そう探偵はいつだって事件の最中は、様々なジレンマに陥るのです。


今も昔も捜査の基本は変わりません。現場を駆けずり回り、灰色の脳細胞をフル回転させたものだけが真相にたどりつけるのです。もしこの手の探偵物や捜査物がお好きでしたら、超マニアックで超難易度が高い『シャーロック・ホームズ 10の怪事件』や怪盗ミスターXと警官の連合チームが対決する『スコットランドヤード』などのゲームがオススメです。

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" target="_blank">ISHIMORI@STYLE  (石ノ森章太郎&石森プロ公式サイト フラッシュ多用で超カッコイイ!)
石ノ森章太郎先生を研究 (ハンパじゃない情報量のファンサイト。必見!)
マンガッタンライナーで石巻へ (鉄道旅行ガイドの高橋さんの記事 アニメ列車に乗ろう)

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