近ごろ、全国各地で、とっても楽しい列車が走っているのをご存知ですか?それは、子どもから大人まで、誰もが知っているアニメキャラクターを身にまとった車両。中には車両だけでなく、駅舎やホーム、そして何と駅名まで、アニメの世界を再現した路線も出現しています。

そんな列車たちの中から、今回はJR仙石線のあおば通~石巻間を走る、その名も『マンガッタンライナー』をご紹介します。

杜の都から、萬画(マンガ)の国へ

石巻駅
マンガの国の玄関駅・石巻駅
仙石線は、仙台・あおば通と、三陸の玄関口・石巻を結ぶ50.2kmの路線。仙台郊外への通勤路線と、日本三景の一つ、松島への観光路線という二つの顔がありますが、さらにもう一つの顔として加わったのが、2003年3月に登場した、マンガ列車『マンガッタンライナー』です。

石巻は、「サイボーグ009」「仮面ライダー」「がんばれ!!ロボコン」などの代表作で知られる、漫画家の石ノ森章太郎氏が、若い頃、映画を観るために足繁く通ったという、ゆかりの地なのだそうです。(出身地は、同じ宮城県の登米市中田町石森)。

そんな縁もあって、今から10年ほど前に、石ノ森氏と協力して、石巻市では「マンガを活かした夢のある街づくり」を目指して「石巻マンガランド構想」を打ち出しました。残念ながら、石ノ森氏は1998年に亡くなられましたが、現在もマンガを通じての街おこしを行っており、駅前には「ようこそ!!萬画の国・いしのまき」という看板が出ています。

石巻駅に停車中のマンガッタンライナー
石巻駅に停車中のマンガッタンライナー
このような流れを受け、JR東日本仙台支社は、石巻市と共同で、石ノ森キャラクターを描いたイベント列車を走らせようと企画、それが『マンガッタンライナー』となったわけです。

ところで「マンガッタン」とは何やら意味ありげですが、その名付け親は、石ノ森章太郎氏ご本人だとか。石ノ森萬画館のある旧北上川の中瀬が、ニューヨークの「マンハッタン島」に似ていることに引っ掛けたネーミングなのだそうです。

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