ファンの期待を裏切らない大熱戦
今回の対局では、館内の大広間が大盤解説の会場に。熱心なファンの来場によって席はほぼ満員。そしてそれに応えるかのように対局自体も、両棋士が3時間の持ち時間を使いきる大熱戦でした。緒戦は矢内女流名人軍配!
もつれにもつれた終盤を制したのは、結局、矢内女流名人でした。双六屋にとって、将棋のタイトル戦の決勝観戦というのは初めて体験でした。
その感想は、しっかりとした運営母体と練られたオペレーション、ファンのツボを押さえた大盤解説。そして今回は伝説の旅館での開催であり、コレに加えて対局自体も大熱戦。どれをとっても舌を巻くほどのハイレベルであり、この場に立ち会えたことが本当にラッキーでした。
第一戦目は矢内女流名人の勝利でしたが、続く第二戦は甲斐女流二段が勝利。現時点(平成20年4月24日)で星は五分。
4月30日には第三戦が行われ、この女流棋士最高峰の戦いは、いよいよ佳境を迎えます。早ければ5月に、もつれても6月には初代「女王」が誕生することになります。
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