PS3とXbox360こそが競合している

HD対応ハードとHD未対応ハードの図
PS3とXbox360はハイビジョンテレビに対応していて、Wiiは対応していません。性能、機能の部分から考えても、PS3とXbox360がより近い関係にあります
Wiiは独自路線ですが、PS3とXbox360は性能が近く、ターゲットも大きく被っています。そのため、2009年3月5日に発売されたカプコンのバイオハザード5など、PS3とXbox360のマルチ戦略をとるビッグタイトルはたくさんあります。また、マルチ戦略になっていないタイトルについてもターゲット層が被るために比較されます。WiiFitとMGS4は比べられなくとも、MGS4とHALO3は比べられるかもしれないということです。

どちらか片方のハードを持っていれば、かなり多くのタイトルが遊ぶことができ、その上でそれぞれのオンリータイトルが比較されるという状況なので、完全に競合していると言えます。その意味で、PS3の現状、そして今後を考える上でXbox360の存在ははずせません。

ただし、冒頭でお話した通り、日本市場においては絶対数が少ないため、正直なところXbox360にあまり存在感はありません。ここからさらに、海外マーケットの視点を加えていきたいと思います。

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世界市場で逆転する関係、あまりに小さい日本市場

海外で人気のXbo360の図
海外、特に北米では、PS3とXbox360の構図が逆転します。
ワールドワイドの数字をまず言ってしまうと、PS3の販売台数が約2,000万台、そしてXbox360の販売台数が3,000万台弱。一目瞭然、日本市場とは立場が逆転しXbox360の方が優位にたっています。Xbox360がワールドワイドで優位に立つ理由は、北米市場です。今ゲーム業界で最も大きな市場は北米市場であり、そしてここはマイクロソフト(以下MS)のホームでもあります。Xbox360が日本で苦しんでいる原因の1つに、MSの北米主導の戦略が日本市場にマッチしていないということが挙げられますが、逆に言えば全世界最大のゲームマーケットに照準を合わせることで全体としては伸びているという言い方もできます。

そしてもう1つ注目なのは、日本市場の割合です。Xbox360はワールドワイド3,000万台に対して、日本市場ではたったの約100万台。PS3は、2,000万台中、日本は約300万台。いかに日本でXbox360を相手に勝利を収めても、ビジネスの規模を決めるのは北米やヨーロッパであるということになります。

勘のいい人はここまでで、何故FF13が最重要でないのか、もうお分かりですよね。最後は、PS3にとって今後重要になる要素とは何かについて、お話したいと思います。