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ガールズモードを真剣にプレイしてみた(2ページ目)

女の子達から圧倒的な支持を受けてグングン売上げを伸ばしているわがままファッション ガールズモード。いったい何がそんなに面白いのか。実際にじっくりとプレイして確かめてみました。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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1万点のファッションアイテム

ファッションアイテムはお客さんにオススメするだけではなく、自分でも着こなすことが必要です。服にあわせてメイクや髪型も変えることができますガールズモードがお店ごっこのゲームであることは分かっていただけたと思いますが、このゲームがすごいのはここからです。ただのお店ごっこなら、すぐに飽きてしまうかもしれません。しかし、中々飽きない秘密があります。それはファッションアイテム数。

ガールズモードには16ものブランドが存在し、それぞれがトップス、インナー、アウター、ワンピースに靴にアクセサリー、メガネに帽子などなど、実に豊富な種類のアイテムを用意してます。その数なんと1万点以上。しかも、DSの日付機能と連動する形で季節ごとに仕入れられるアイテムが変化していきます。

これが何を意味するのか。1万点もあれば、やってもやっても新しいアイテムが登場することになります。試しても試しても色んな組み合わせを発見することになります。春には春の、夏には夏の装いをすることができます。お店をレトロな感じにしたり、ブリティッシュなアイテムで揃えてみたりすることができます。とにかくとっかえひっかえしておしゃれを楽しむ遊びが徹底的に追求されていて、その結果が1万点を超えるアイテム数なのです。

着せ替えするだけでもテンションがあがる女の子達

きせかえごっこの楽しみを、アパレル店経営という切り口でとことん突き詰めたのがガールズモードだともいえます。ガイドが一生懸命ああでもない、こうでもないとプレイしていると、忍び寄る影が。ガイドの奥さんがやってきました。猛烈に興味を持っているようです、ただならぬテンションでやらせろやらせろと言ってきます。ガイドの手からDSをひったくり、1時間以上も離さずに、黙々とタッチペンで画面をつつきまわします。どのアイテムが似合うとか、この色は合わせるのが難しい色だとか、もう夢中です。

その姿を見て、やっぱりここに人気の秘密があるのだなあとガイドは感じました。子供の頃、女の子向けの雑誌の付録で、ボール紙に印刷されている女の子と、その女の子の洋服ってありましたよね。洋服をとっかえひっかえしてコーディネートする遊び。男性の視点からすると、とっかえひっかえしたからって何かいいことがあるわけでもなく、どうしてそんなに楽しいのかと思ってしまいます。でも、女の子にとっては、そのとっかえひっかえする行為そのものに価値があって、楽しいわけです。ウィンドウショッピングが楽しいのと一緒なんです。通販カタログを見てるだけで楽しいのと一緒なんです。

そういう遊びをしていた女の子達が、このゲームを手にとったらどうでしょうか。1万点以上ものファッションアイテムがあって、毎日新しい服が登場して、ずーっと着せ替えて遊べる。しかも上手にコーディネートしたらハートやらバラやらがたくさん飛んできて、気持ちよく褒められる。自分のお店を自分の好きにして、雑誌に載ったり、コンテストに出たり、女の子達が喜びそうなことがこれでもかと詰め込まれています。欲しくなるのも無理はありませんよね。

さて、女性の文化の中から生まれてきたガールズモード。やっぱり楽しみ方も男性がゲームをするのとは少し違うようです。
接客の図
きせかえ遊びの図
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