マリオカートWii ロケットスタートで発進!

マリオカートWiiロケットスタートの図
Wii用ソフト全体における初週販売数の記録としても、大乱闘スマッシュブラザーズXに次いで2番目の売れ行きとなります。
2008年4月10日、任天堂からマリオカートWiiが発売されました。初週の売り上げは約60万本。過去のマリオカートシリーズの初週売り上げと比べると、ニンテンドーDSのマリオカートDSが約20万本なので、3倍のロケットスタートを決めたことになります。

しかし、マリオカートWiiが本当の意味で売れるのかどうかが分かるのはここからです。というのも、マリオカートという商品は、長く長く売れ続けるソフトなのです。マリオカートDSは、発売直後の売り上げこそ20万本ほどですが、それから2年以上経つ今でもゲーム雑誌などの売り上げランキングに顔を出すほど、長く長く売れ続け、累計では約300万本もの売り上げを積み上げています。では、マリオカートWiiはどうなんだろうかというのが、今回考えてみたいお題目です。

ハンドルという存在感

かつてのマリオカートに比べて、今回のマリオカートが圧倒的に有利な部分があります。それは、ハンドルです。マリオカートWiiは同梱のハンドルコントローラーにWiiリモコンをはめ込むことで、普通の車を運転するのと同じように、ハンドルを回して操作することができます。

このハンドル操作が実際のプレイングにどういう影響を与えるか、というお話は後でご説明しますが、それよりもまず重要なのは存在感の問題です。存在感というのは、例えばこのソフトを知らない人にマリオカートWiiってどんなゲームと聞かれたらなんて答えるでしょうか、ということです。きっとハンドルを回してレースできるゲーム、と答えるのではないでしょうか。

ハンドルの存在感が凄く強いので、逆に、ゲームに詳しくない人にでもあのハンドルを回して遊ぶ奴、と言えばマリオカートWiiだと分かります。存在感がある、切り口が分かりやすいゲームというのは、CMもしやすい、メディアも取り上げやすい、ユーザーどうしで口コミもしやすいといいことづくめです。任天堂もそのことを強く意識して、ハンドルを前面に押し出したCMを展開しています。

【関連記事】
PS3が売れる為に必要なのはプレゼンス(AllAboutゲーム業界ニュース)

実際には、ハンドルで出来るレースゲームというのは無数にあります。しかし、そのほとんどは通常のコントローラーで遊ぶのが標準で、ハンドルで遊びたい人だけが数千円する別売りのハンドルコントローラーをわざわざ買って遊ぶものです。これではコアユーザーにしかなかなか広がりません。マリオカートWiiは、リモコンに装着するだけのプラスチック製ハンドルをソフトに標準搭載することで、他のレースゲームを差し置いて、ハンドルで遊ぶレースゲームという地位を獲得しているわけです。

もちろん、ハンドルは飾りではありません。次は、ハンドルが実際のプレイングに与える影響もお話しましょう。