PS3とXbox360値下!

次世代ハード競争の図
今年の年末は、まさしく次世代ハードが雌雄を決する場となるだけに、どの陣営も切り札を切って勝負をかけています
次世代ゲーム機の値下のニュースが相次いでいます。Xbox360は2007年11月1日からコアシステムを従来より2000円、スタンダードモデルを約5,000円値下。また、11月11日からPLAYSTATION3(以下PS3)はHDD 20GBモデルHDD 60GBモデルともに約5,000円の値下が実施されます。

両ハード共に、売上げ台数でWiiに大差をつけられ、年末商戦を控えて攻勢に転じる為の値下戦略というところではあるのでしょうが、果たしてこの値下にはどれほどの効果があるのでしょうか。今日はちょっと、ゲームと値段の関係について、考えてみたいと思います。

値下で劣勢をくつがえしたハードはない

売上げが伸びないの図
当時のハードは、どれもPS2に打ち負かされ、値下をしても大きな効果はなかなか生まれませんでした。唯一効果があるのはPS2の値下、というのはなんとも皮肉な話です
過去にも、売れ行きが芳しくないハードが状況を打開するべく値下を敢行する、と言う例は多々ありました。しかし、一時的な効果はあるものの、値下によって劣勢をくつがえし、躍進したハードというのは見たことがありません。

近い例でいいますと、例えば任天堂がWiiの前に発売していたニンテンドーゲームキューブ(以下GC)と言うハード。今でこそ任天堂は市場を席捲していますが、当時はソニー・コンピュータエンタテインメントのPlaystation2に大苦戦していました。

そんななか、2002年6月3日、それまでの25,000円から19,800円へと5,000円以上の値下がなされました。その効果の程はといいますと、値下直前のGCの売上げが4,000~5,000台程度、値下された週が約13,000台、その後8,000台程度の水準に戻ります。効果があったかのようにも見えますが、実は直前が値下される前の買い控えの為に下がっているだけで、2002年の4月には平均10,000台程度を売り上げているので、大きな変化は見られなかったというのが現実です。

5,000円も安くなるというのは、消費者からすれば、間違いなく嬉しいことであるはず。にも関わらず大きな効果がでない、これはどういうことなのでしょうか。次は何故劣勢のゲームハードが値下をしても大きな効果があがらないのかについて、考えてみたいと思います。