Web2.0がゲームユーザーのコミュニケーションを変える
新しいゲームが出ると、毎日学校でゲームの話をするのが楽しみでした。 |
Web2.0という言葉の意味と、変化しつつあるインターネットの世界についてお話しながら、オンライン上のゲームユーザーコミュニティがどのように変化しているかについて、考察していきたいと思います。
刻々と変化するITの世界
そもそも今から20年ほど前、ファミコンが大ブームを起こしてテレビゲームというものが普及していった頃、まだインターネットなどというものは誰も知らない存在でした。今のように好きなゲームについてWeb上の掲示板で語り合ったり、攻略情報を調べたりなんてことはできません。当時小学生だった私も、学校の友達とお互いのゲームの進み具合を比べて、ウラ技を発見しては自慢したり、解き方を教えあったりしていました。1995年、Windows95が発売されたのをきっかけに急速にインターネットが広がり、現在では日本におけるインターネットの人口普及率は約70%に達すると言われるような状況にあります。インターネットで調べれば、すぐにゲームの情報が手に入り、同じゲームをしている人とコミュニケーションを取ることもできるようになりました。
2006年頃から、IT業界を中心にWeb2.0という言葉が広がり、インターネットのあり方に大きな変化が訪れています。それはゲームユーザーにとっても同じで、昔学校の友達と情報交換をしていたような頃から、ゲームの攻略サイトを作ったり、掲示板でゲームの話をするようになり、今さらに一歩進んだコミュニケーションのあり方が生まれようとしています。
次はまず、Web2.0について分かりやすくご説明していきたいと思います。