オンラインサービスが本格化

礎となったドリームキャストの図
ドリームキャストは、家庭用ゲーム機のオンラインサービスを作る礎となったハードでした
みなさん、セガから発売されたドリームキャストという家庭用ゲームハードをご存知でしょうか。1998年に発売され、インターネットモデムを標準搭載することで家庭用ゲーム機におけるオンラインゲーム時代の幕開けを予感させる意欲的なハードでした。しかし、当時のインターネットサービスが今のような定額制ではなく、繋いでいる時間の分だけ電話料金がかかってしまう従量制課金が主であったり、そもそもインターネットの家庭への普及が現在進行形で進んでいる時代であったこともあり、ドリームキャストは比較的コアなゲームユーザーから広がりを見せることがありませんでした。

それから8年が過ぎ、家庭でのブロードバンド回線による常時オンライン接続が当たり前の時代がやってきました。IT技術自体が進歩していき、Web2.0という言葉も生まれ、今までになかったビジネスモデルも生まれています。

主要な家庭用ゲームハードであるWii、Xbox360、PLAYSTATION3(以下PS3)のどれもがオンライン接続の為の機能を標準で装備しています。そしてゲームの開発費が高騰していくなか、家庭用ゲーム機におけるオンラインサービスは新たな収入源として大きな期待が持たれているのです。今回はWii、Xbox360、そしてPS3のそれぞれのオンラインビジネスを比較しながら、家庭用ゲーム機におけるオンラインサービスビジネスの未来について考えてみたいと思います。

Wii 基本サービスを無料で提供

任天堂は、WiiとニンテンドーDSについて、WiFiコネクションというオンラインサービスを展開しています。これは、簡単に言えば例えばオンラインを使ってポケットモンスターで対戦をしたり、どうぶつの森で誰かの村に遊びにいったりというサービスを、一切無料でやるというものです。

無料で行う、と言ってしまうと何かビジネスにはなっていないような気がしてしまいますが、そんなことはないんです。任天堂は、このWiFiコネクションの運営にかかるお金を広告費として考えると言っています。広告費というよりは販売促進費といった方が分かりやすいかもしれませんね。つまり、サービスを無料で提供することによって、よりたくさんのパッケージ(ゲームソフトのことです)を販売していくというビジネスモデルになります。WiiではWiiConnect24というサービスにおいても、天気予報や、ニュース配信など、様々なサービスを無料で行っています。これらのサービスも、それ自体で料金を取るプランがあるわけではなく、Wiiの販売促進として行っているものであると思われます。

ソフト販売本数において、圧倒的シェアを持つ任天堂らしい考え方と言えるかもしれません。あくまでゲームコンテンツの販売でお金を儲けるという方針は、ゲーム会社である任天堂の姿勢を顕著に示しているかもしれません。

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次はWiiのもうひとつ大きなオンラインサービス、バーチャルコンソールをご紹介したいと思います。