重い、重い雨『ヘビーレイン』
本当にこのパッケージしかなかったのか。鼻て。というあなたのために、パッケージ画像のダウンロードも出来る。 |
ADV好きの筆者にとって、『夢見館の物語』や『MYST』に初めて触れた時のような、ADVの進化を感じることができる一作であった。
折り紙殺人鬼と呼ばれる連続殺人犯と4人の主人公との物語がベースとなっているが、映画的かというと必ずしもそうではない。
ゲームを開始すると主人公の一人、イーサンを操作することになるが、起床からシャワー、歯磨など、事件とは関係のない日常もしっかりと描かれる。プレイヤーはイーサンの移動だけでなく、歯磨ならコントローラを上下に振ったり、動作一つ一つをコントローラで操ることになる。
そんな何でもない作業がちゃんと後の物語に影響するようになっているのだ。
このゲームでは写実的な空間だけでなく、物語内の時間進行も綿密に描かれている。主人公が不慮の死を遂げたとしても、ゲームオーバーにはならない。矛盾なく物語が進行して良く。
これは新たな箱庭的ゲームと呼べる。物語展開はあまりにヘビーでプレイヤーを選ぶが、ミステリーやサスペンスの好きな大人にこそ楽しんで欲しい。
『龍が如く』シリーズとは違った大人向けゲームである。
ただし、現在は公式にバグの存在が認められている。
筆者は一度も経験していないが、修正パッチは確実に適用したい。
ゲーム賞総ナメの実力、『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』
なんかこう日本版のパッケージって狙いすぎじゃないですか。 |
このタイトル、海外ではゲームのアカデミー賞と言われるGDCなどの賞を総ナメにする程の高い評価を得ている。
PS3でも最高峰のグラフィック、迫力ある音響、映画的なカットシーンの演出、先が気になる優れた脚本、ストレスない操作性と完成されたゲーム性。
まさに近年発売されたゲームの中でも特筆すべきものを多く持つゲームである。
詳しくは以下にレビューしているが、本当に上質なアクションが楽しめるのでぜひプレイしてみて欲しい。
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やはりかなりアクの強い洋ゲーが多いが、気軽に楽しめるものもある。