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○本当に2006年春に発売されるのか?
今年の4月にようやくBlu-rayDiskプレイヤーが発売されると言う段階なのに、ゲーム機に搭載するにはまだ早いのでは? そこまでの量産体制は整っているのか?
まさにこの疑問の通り、出荷時期は2006年冬、初期出荷数は8万台と発表された。
○PS3へのBlu-rayDisk搭載は、次世代DVD規格の覇権争いの一部と見られる向きが強い
後にHD DVDが撤退し、事実上BDが次世代フォーマットとして勝利する形となった。
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ひとつの仮定ですが、PSPでのPSタイトルダウンロードサービスが可能であれば、当然PS3でPS、PS2のタイトルをダウンロードして遊ぶということも可能になるのではないでしょうか。
PSで発売された4300タイトル、PS2で発売された6700タイトル。計1万タイトル以上が遊べるようになったら…? ライセンスの問題も含め夢のような話ですが、想像せずにはいられません。
やはりPS3でのPSプレイはフォローされたが、残念ながらPS2に対しては実現していない。互換機能撤廃によりその見通しもなさそうだ。
現状Wiiのバーチャルコンソールの方が過去作のダウンロードサービスとしては魅力的なのではないか。
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つまりPS3はXbox360やWiiと同列に語られるべきものではなく、どちらかというとWindowsやMac的な新しいコンピュータシステムであると認識しなければならないのかもしれません。
¥62,790の機械は「ただのゲーム機」で許されるものではない、ということです。
久夛良木元社長から平井社長にバトンタッチし、ゲーム機として再スタートを切るまで、PS3は立ち位置の難しいゲーム機であり続けた。
そのこともPS3の普及を阻む要因であったとは思うが、「ゲーム機を内包する新たなエンターテインメントマシン」という良く分からない期待感も失ってしまうことになる。
そんな中で、\25,000以下と発表された任天堂の次世代ゲーム機Wiiの存在感だけがやけに眩しく感じてくるのは、それはWiiが純粋なゲーム機としての魅力を感じさせてくれるからなのでしょうか。
2006年春。この時期、すでにPS3を取り巻く怪しい空気は多くの人が実感していたのではないだろうか。
「圧倒的なグラフィック」より「新しい体験」に期待が高まり、先行きはどんどん不透明になっていった。
時代はよりカジュアルに、より軽薄短小へと進んで行ったのである。