思えば初代PS3のピアノブラックは格好良かった。 |
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通常ライターやアナリストは過去の反省などはしない。
間違えた分析は忘れてしまいたいし、将来の展望が合っていたかどうかなどをわざわざ蒸し返すような人もいない。
相変わらず揺れ動くゲーム市場の中、今回も過去の世論や空気感のようなものを踏まえ、実際にはゲーム業界がどう動いたのかを見てみたいと思う。
当時の記事は極力そのまま抜き出しているが、編集の都合途中を省いたりしている。気になる記事はリンク先をご覧いただきたい。
PS3発売前の様子は?
毎回外す発売日予想。一度は当ててみたいものだ。
■関連ガイド記事:PS2に関する8つの噂 今年のPS2は?
僕個人は、やはり2005年から2006年にPS2の次機種が発表されるんじゃないかなぁとは思います。根拠は余りありませんが。
■関連ガイド記事:PS3の発売日はズバリこの日!
PS3は「ちょうどPSPから1年遅れくらいのスケジュール」と言うことで、やはり2005年12月3日、あるいは2006年1月23日などが考えられます。
■関連ガイド記事:PS3が今春に発売されないこれだけの理由
というわけで私は2006年12月3日、このあたりがXデーであると予想しています。
発売は2006年の11月11日。
予想し直しても外れ続け、当初からだいぶ遅れた発売となった。
最初の予想は2004年なので仕方ないとも言える。最初は2006年春と発表されていたのである。言い訳である。
■関連ガイド記事:そのテレビではPS3は100%楽しめない?
東京ゲームショウ2005でも披露された次世代機のクオリティーは確かに旧世代機のそれをはるかに凌ぎます。しかしゲームを愛するユーザーはその映像クオリティーだけを見ているだけではない筈です。
そういったユーザーに対する魅力がPS3にあるかどうか。つまり映像クオリティー以外のゲーム機としての魅力がPS3の普及にとって大きな鍵になりそうです。
PS3発表時から言われていた重厚長大に対しての疑問の声は、やはりPS3の普及にのしかかることになった。
特にカジュアルユーザーがメインターゲットとなるWiiとはクッキリ明暗が分かれた。
筆者としては、PS3が「映像クオリティー以外の魅力」を提示していけるかどうかは現在でも残された問題であると思う。
つまりPS3を家電ととらえるかゲーム機ととらえるかで評価が大きく分かれることになりそうです。ソニー・コンピュータエンタテインメント久夛良木社長が常々「PS3はゲーム機ではない」とコメントしているのもこの辺がポイントなのでしょう。
発売当初からPS3は「AV家電として」非常に高い評価を受け続けている。ゲーム機としての本領発揮は、かなり遅れてのものとなった。
次ページでは、当時当然の対応と思われていたPS2との互換機能などについて。