写真は初代PSP。
筆者にしてもそうだが、ライターやアナリストなどは、あまり自分の過去の記事を振り返ったりはしない。
その時点その時点での分析、予想はするが、「過去の分析が適正だったか」「将来に対する予想は当たっていたか」などは何故か問題にならない。

筆者もガイドを続けてすでに8年、執筆した記事は300本を超える。
さまざまな分析、予想をしたが、それらを振り返ったことはなかった。
相変わらず揺れ動くゲーム市場の中、今回は過去の世論や空気感のようなものを踏まえ、実際にはゲーム業界がどう動いたのかを見てみたいと思う。
当時の記事は極力そのまま抜き出しているが、編集の都合途中を省いたりしている。気になる記事はリンク先をご覧いただきたい。

PSP対DS前夜

PSPは発売当時、任天堂の独壇場だった携帯ゲーム機市場にSCEが殴りこむとあって、市場の反応は非常に冷やかだった。

■関連ガイド記事:PS2に関する8つの噂 今年のPS2は?
(DSと)同じ携帯ゲーム機としてPSPは競合するのでしょうか?恐らく競合はしないだろう、と僕は思います。

任天堂の新携帯ゲーム機は2画面と言う特色を生かした、あくまでゲーム機然としたものになるでしょう。対してPSPは携帯AV機器としての側面が強いと思われます。(以下、引用文青字)


当時は情報の少ない中、記事化は難航した。
やはりSCEの携帯ゲーム機というと、オーディオプレイヤーとしての側面が強いであろうということは容易に想像できるが、発売後、肝心のAV機器としての性能は思ったほど評価されなかったように感じる。

また、確かに住み分けは出来ているのだろうが、実際にはPSPは予想以上に苦戦し、救世主となる『モンスターハンターP』発売までは非常に厳しい状況にあった。

次ページではDSとの比較、発売日の予想など