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ハードウェア代理戦争は何故起きる?

ゲームハードの売り上げ競争は、意外なところにも波及している? ネットで散見される”ハードウェア代理戦争”を分析します。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

まだまだ続行、次世代ゲーム機戦争

みんな仲良く!
いわゆる次世代ゲーム機が登場し、シェア争いが続いている。
「次世代ゲーム機戦争」などと呼ばれ各ハードの売り上げが注目されるが、世界的にほぼWiiの一人勝ちの現状だ。

そもそも「次世代ゲーム機戦争」などと呼ばれ始めた背景には、「ゲーム機は実質トップシェアのハードしか残らない」と言う前提があるからである。
ファミコン、スーパーファミコンで圧倒的優位に立った任天堂、その次にはセガサターンとの熱戦を制したプレイステーション、後継機であるプレイステーション2になってもトップシェアを握り、ソニー・コンピュータエンタテインメントの独占状態が続いた。

その間2番手、3番手のハードは苦戦を強いられ、ハードウェアから撤退したメーカーも少なくない。ゲームユーザーと言う限られたパイの中で、そのハードがどれだけ占領できるかが雌雄を決する最も重要なファクターだったのである。

その後、海外ではXbox360がトップを走っていた中、Wiiが爆発的に普及して駆逐。PS3は欧州、日本では強さを見せているものの世界的なシェアはまだ心もとない。

この状態で目立つのが「特定のゲーム機のユーザー同士のいがみ合い」である。2ちゃんねるの特定板や一部のゲーム系ブログなどで、その熾烈な争いを見ることができる。

その熾烈さは目を覆うレベルで、ゲーム業界で動きがあるたびにそれぞれのゲーム機のファン(信者とも呼ばれる)が一斉に動く。
今、ゲーム業界はそういった“ユーザーたちの代理戦争”と化している部分もあるのである。
今回は代理戦争について、少し思ったことを書いてみたい。

ゲーム機についての有益な情報は特にないので、「そういうものもあるんだ」というくらいの気持ちで読んでみて欲しい。
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