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ハードウェア代理戦争は何故起きる?(2ページ目)

ゲームハードの売り上げ競争は、意外なところにも波及している? ネットで散見される”ハードウェア代理戦争”を分析します。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

代理戦争の起こる理由

一般生活を送る上に置いて、ゲーム機のシェア争いというのはあまり話題にのぼらないのではないだろうか。
筆者のまわりでは子供のためにWiiを購入した家庭、PS3やXbox360を購入した知り合いなどとゲーム機の話にはなっても、あまりシェアの話題にはならい。

Wiiの人気ぶりは頻繁に耳に入るし、PS3にしても「そろそろ欲しいんだよね」的な会話をよく耳にする。Xbox360を購入した若い男性もわりといる。
ネットでもそういった平和な話題を目にするが、それより目立つのが各々のゲーム機を徹底的に擁護したり、あるいは他方を罵倒したりといった攻撃合戦なのだ。

筆者がその異変に気が付いたのはPS3発売前である。
そのあたりからいただく感想メールが「PS3の擁護しすぎ」であるとか「PS3のネガティブキャンペーンをやめろ!」などの両極端なものになってきたのだ。同じ内容の記事でも、まったく両端の感想をいただくのだからこれは興味深い。

当サイトとしては公平さに気をつけているつもりだし、事実を書いただけで擁護とかネガティブキャンペーン扱いされても困ってしまうのだが、どうやら一部にゲーム業界の情報を必要以上に持ち上げ、あるいは貶める層が存在する。
彼らは他の機種のユーザーを様々な僭称で呼び、日夜何かと戦うように熾烈な攻防を繰り広げているのである。
ソフトの数、故障率、タイトルの偏り、価格、売り上げ、操作性…攻撃の対象は呆れるほど多彩だ。

もちろん、それだけゲーム機のシェア争いが激化しているという証左でもある。ほとんどのユーザーは所有しているハード以外にはあまり興味がないだろうが、何故、こんな代理戦争が始まってしまったのだろう?

少なくとも、PS3ファンとPS3のアンチが存在する理由には、PS3の4つの”乖離”がある。
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