虚偽情報だけ注意して

こういった形でもともとのPS2ユーザーが分裂し、愛憎うごめく代理戦争となっているのではないだろうかと筆者は分析する。
ちなみに各陣営の勢力は、各ゲーム機の普及台数とは必ずしも一致しない。
このことから、各ゲーム機の純粋なるファンが愛するハードを人に薦めたがっている…といった美しい構図ではなさそうだ。

ほとんどは一般ユーザーに関係ないといえるこの代理戦争だが、注意しておきたいことが一つある。
それは情報戦が行過ぎた形で、偽情報が出回ることがあるという点だ。
また、目的は良くわからないが目玉となるタイトルのストーリーが意図的にバラされることもある。
この点、情報収集の際には留意されたい。

言うまでもなく、現在流通しているハードはそれぞれ素晴らしいものだ。だからこそ代理戦争が起きるともいえるが、マイナス面ばかりを強調して足を引っ張ったり、意味もなく僭称でなじったりという風潮はいかがなものかと思う。

所有していないハードで注目作が発売されれば素直にうらやましいし、所有ハードの独占タイトルがマルチになったり多機種に移ったりするとやっぱりちょっと悲しい。だからと言って他者を攻撃することもあるまい。
むしろこれだけ多様なハードウェアが複数あることを喜び、気に入ったハードを積極的に購入すればいいだけの話だ。

しかし、3種類もの据置ゲーム機がここまでのシェア争いを繰り広げ、さらに携帯ゲーム機がこれだけ浸透するというのは過去に例を見ない。
代理戦争の盛り上がりは、ゲーム業界の混乱を象徴しているといえるかもしれない。

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