インストールは小分け
最初のインストールがやや長い他は小休止、と言った形。しかし毎回はキツい。 |
プレイを開始すると、まずは7分程度のインストールから始まる。
その間はスネークが煙草を燻らせるのをノンビリ眺めることになる。クローン細胞の老化により老人となってしまった主人公の皺を堪能したい。
この後、章の終わりごとに短いインストールがある。数分のことなので苦ではないが、2週目でも同様にインストールがあるのはいただけない。是非ともアップデートでフルインストールも選べるようにして欲しい。
導入のムービーはところどころキャラクターを移動させるシーンがある。映画かと思うような映像から途切れることなくゲーム画面に移るのはちょっとした衝撃だ。
この場面で簡単に操作を覚えると、戦場でのミッションが始まる。
前作までとは若干操作方法が異なるので注意されたい。
スタートボタンから操作方法が確認できる。
やや簡単になった?
新装備「オクトカム」が便利なのと、見つかっても何とかなってしまう点はやや簡単に感じる。 |
最初の章だからかもしれないが、ゲーム自体は従来より簡単に感じた。
敵から隠れて進むという基本を守っても、発見されてから力押しで進めてしまう場所が多かった。
ちなみにゲーム開始時に難易度が選択できるので、手応えの欲しい人は欧米版のノーマル以上(日本版より難しいそうだ)を選択するといい。
中盤以降は積極的に戦場に介入して「自分に有利な状況を作り出す」というプレイが可能だ。対抗勢力に攻撃を加えることにより、もう一方には敵対視されなくなるのである。
斬新で奥深いゲームシステムだが、「隠れて進む」というゲームの大前提は崩れてしまうことになる。もちろん敵を殺さず、発見されない「ノーキル・ノーアラート」というプレイも可能だ。
また、ムービーの多さには触れないわけにはいかないだろう。
個人的にはこのシリーズの醍醐味だと思うし、完結編ということもあって大いに堪能したが、ゲームとしては邪魔、と思う人もいるかもしれない。
ムービー中に食事を済ませてしまうことも可能なほど長い。
繰り返しプレイで様々な楽しみ方が出来る作品だが、ムービーをスキップするとボリューム的には物足りないかもしれない。
しかし各マップは個性的で、過去作の舞台となっているところも多いため、バリエーションの上では豊富だ。
このシリーズは、というか小島監督の作品は非常に小島監督の「色」が強い。演出、メッセージ性、色々な面で他の人には出せない魅力があり、同時にそれがアクでもある。
シリーズのファンであれば重々承知の点だろうから「ファンなら買い」「未プレイならちょっと待って」と言いたいわけである。