多様化するユーザーの購入経路
実際に買い物に出かけるのは、むしろ珍しい? |
以前はうちの店で恋愛シミュレーションゲームを頻繁に買っていたお客様が最近では全く来られなくなりました。
そのジャンルのゲーム購入をやめておらず、そのお客様の性格を考えると、大型店などの一般の方が多く来店する店で買っているとは考えにくいのでネットで購入しているのだと思います(ゲームショップ従業員)」
取材でも、ゲームをamazon.comなどで購入すると言う声は非常に多く見られた。
「通販が主です。楽天のショップやAmazonなど。送料と特典の兼ね合いで、色々悩んだりはします(主婦・女性)」
「特典とか付くのでメーカー通販(飲食店店員・女性)」
「新作はamazonで予約しています(OL・女性)」
独身、既婚者、男性女性に関わらず広い層でネットショップは活用されているようだ。大きな理由は新作の予約が容易なことと、特典を間違いなく確保できるからだと言う。
専門店に直接出かけるのも手間だし、電話も面倒。
中古ですら、オークションで買うと言う手段がある。
忙しい現代人にとってネットショップはうってつけなのである。
ここには、多様化している購買手段に、ゲーム専門店が淘汰されつつあると言う図式が見え隠れする。
さらに取材を進めるうち、原因のひとつにWii、DSの躍進があるのではと言う意見が見られた。
次回は「Wii・DSの成功がゲーム専門店を潰す?」「専門店から見てPS3はどうなの?」と言ったところをみてみよう。