コントローラーで敵を“釣る”!
ボスクラスのフォークスだと引っ張るだけでは入手できない。まさに釣りゲーム並みの臨場感! |
ではどうするのかというと、同じくフォークスを仲間にして使役するのである。
エレン編でもキーツ編でも、最初は2体のフォークスを与えられる。
フォークスはパッドのボタン(○△□×)に登録できる。
登録したボタンを押すと、フォークスが主人公の変わりに攻撃したり、盾になったり、大砲を撃ったりと、それぞれ特有の動きをする。
最初は□ボタンに攻撃のフォークスが割り当てられているので、□ボタンをポンポンと押すと、人間と同じような大きさのフォークスが前方に引っ掻くような攻撃を繰り出す。×ボタンを押している間は盾になるフォークスが出現して、前方の攻撃から主人公を守ってくれる。
まずはこの攻撃が小気味いい。
そしてフォークスを倒すとフォークスから赤いID(イド)が出現する。これはそのフォークスの魂ともいえる存在で、R1ボタンを押すと主人公から糸のようなものが伸びてIDをキャッチする。
ここからがキモである。
IDをキャッチしてから「えいやっ!」とばかりにコントローラーを引き上げると、あたかも釣りのようにIDを吸収するのである。
新しいフォークスであればあいているボタンに登録して使役できるようになるし、すでに持っているフォークスのIDでも続けて吸収すればそのフォークスが成長することがある。
組み合わせと戦略は自分次第!
フォークスが豊富なので自分の好きな攻撃パターンを確立できる。 |
これらを、シーンに合わせて適切にセットして使い分ける。
多くのゲームでは×ボタンが防御、□ボタンが攻撃などある程度ボタンの役割が決まっているが、『FolksSoul』ではそこを自分でセッティングできる。
しかも「隙のない攻撃を2回繰り出した後に敵を吹き飛ばす攻撃で距離を取る」などと言った戦略も自由自在だ。
ゲーム開始直後から、難しいことを考えなくてもポンポンとフォークスが入手でき、しかも自分の好きにカスタマイズできるという自由度はなかなか魅力的である。
しかもゲームが進めば「特定のフォークスを入手するためにはこのフォークスが必要」などのちょっとしたパズル的要素も出てくる。
さらにフォークスはそれぞれの条件に応じて成長するのだが、その条件が「○○を10体倒す」など、多岐にわたるのが面白い。実にコレクター心を刺激してくれる。
一度異界に入ってしまうと時間を忘れて遊びこんでしまうほどである。しかしストーリーも魅力的であるため、いつまでもウロウロしていられない。