マルチプラットフォームとインターナショナル
前回は次世代機においてマルチプラットフォーム化が進んでいる現状について説明しました。マルチプラットフォーム化が進むとゲーム機ごとの差異がなくなっていき、最終的にはどのゲーム機でもいいじゃん、ということにもなりかねません。
■関連ガイド記事:PS3を襲うマルチプラットフォームの波
コンテンツホルダーはあるコンテンツについてたくさんのユーザーの手に届けたい、そして最大の収益をあげたいという狙いがあります。
そういった点で見逃せないのがゲームのマルチプラットフォーム化、そしてインターナショナル化です。
国内販売のみより、ワールドワイドを視野に入れた販売戦略
アジア、北米、欧州…もちろん販売チャンスは多いほうがユーザーにもメーカーにも喜ばしいことですが…。 |
ある国で販売されるタイトルを他の国用に調整することをローカライズと言います。具体的には言語を差し替え、場合によっては音声も録音しなおします。
また、操作性のみでなく、その国に応じてゲームデザインに近い部分を変えてしまう場合だってあります。
DS用タイトル『押忍!闘え!応援団』は海外版において「応援団そのものが知られていない」という点を考慮して、まったく新しいキャラクターを登場させてしまいました。
『押忍!闘え!応援団』の海外ローカライズの秘密が! 『2』の情報もどっさり! / ファミ通.com
逆に海外タイトルを日本向けにローカライズする珍例として、セガの『デストロイ オール ヒューマンズ!』は「宇宙人が関西弁をしゃべる」「オリジナルの(ヘンテコな)主題歌が収録されている」などの衝撃的な変更が加えられています。
豪華開発陣&声優陣によってローカライズされた衝撃作!PS2『デストロイ オール ヒューマンズ!』 | セガボイス | SEGA