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2年半ぶりの新作はこんな出来でしたよ ゼノサーガ2はどうなった?(3ページ目)

2年半ぶりに発売された『ゼノサーガ』の続編! RPGとして究極のストーリー志向とは!? 『ゼノサーガ エピソード2』の魅力を余すことなく紹介します。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

前作からさらに発展! サクサクバトル

突入
戦闘シーンに突入! 読み込み時間はやや長め
『ゼノサーガ エピソード1』ではブーストと言う要素がかなり効果的に使われていました。これは敵のターンに無理やり割り込んで行動できるというものです。攻撃すればそれだけブーストゲージと言うゲージが溜まり、これを消費する形で割り込むことができました。

ピンチのときに割り込んで回復に専念することもできるし、敵に行動させずに一気に畳み掛けてダメージを与えるという戦法も取れる画期的なシステムです。

今作ではそれを発展させ、さらに戦略的な戦闘が可能になっています。

まず覚えなくてはいけないのはZONEの存在。攻撃にはそれぞれ有効な範囲が決められていて、敵には弱点となる範囲が存在します。弱点を効果的に攻撃することによってブレイクと呼ばれる状況を作り出すことができます。

ブレイクした敵に攻撃するとダメージが1.5倍になるほか、ある特定の攻撃でAir、Downといった状況に発展させることもできます。Airは宙に浮いた状態、Downは地面に倒れた状態です。この状態の敵に攻撃するとダメージが2倍になります。ただし、ターンが移るとこの状態は回復してしまいます。ここで重要になるのがブーストによる割り込みです。

これを踏まえ、以下のような攻撃が可能です。

日本ブレイク工業
まずは弱点ゾーンを攻撃してブレイク状態に
キャラクターAが敵の弱点を攻撃してブレーク状態にする



体が浮いちゃう
間髪入れずにブーストしてAir状態に
キャラクターBがブーストし、敵をAir状態にする



追加追加
また割り込んで攻撃。この時攻撃力2倍!
キャラクターCがブーストし、追加攻撃する



これでどうだ
三度バースト。もはや集団リンチの域に。
キャラクターBがブーストし、追加攻撃する

これだけで通常の数倍のダメージを一気に与えることができます。
このほか攻撃回数を増やすことができるストックと言う方法で最大5回まで連続攻撃することが可能なので、ブーストを使わずに一人のキャラクターでブレーク→Air or Down→追加攻撃といった戦略もとれます。

さらに幅広い戦闘

また、ブーストしたキャラクターが同じエーテル技(魔法のようなもの)を使用することで合体エーテルという強力な攻撃を出すこともできます。ほかにも特定のキャラクター同士でブーストし、一定のストックを消費することで派手な合体技を繰り出すことも。

とにかく今回はさまざまな戦法を取ることが可能なので効率よく戦闘を進めればかなりテンポ良く勝利することもできます。一度敗戦したボスキャラでもブーストによる連続攻撃、合体技などの戦法を見直すことで意外な楽勝を収めることもあります。

サクサクと戦闘を終わらせて物語を進ませたい人も、戦闘を極めて楽しみたい人にもお勧めできる懐の広い戦闘だと思いました。
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