■敵キャラクターが生き生き動くようになった(ようだ) |
初代『ドラクエ』の時代、鳥山明先生の描くモンスターが敵として登場したのはかなり衝撃的でした。
それが今回より立体的に動き回るんだからこりゃもう凄いことです。
序盤に登場するモンスターは可愛らしく、攻撃のモーション一つとっても微笑ましい感じがします。スライムが横に並んだ図などはなんとなく癒されますね。『ドラクエ5』ではモンスターを仲間に出来るという噂。スライムを仲間に入れるとより癒される気がします。楽しみです。
また、戦闘画面の背景が非常にリアルで臨場感アップに貢献しています。よく観ると雲の流れとかが本当に綺麗なんですよ。
そして敵が多いときはやや引いた画面なんですが、頑張って倒して敵の数が減ると、カメラが寄って敵キャラクターが大きく映し出されるという点も上手な演出ですね。
戦闘シーンは全体的に打撃音、ダメージを与えたときや倒したときのモンスターのモーションが小気味良くて非常に好感触でした。演出に懲りすぎてスピード感を失ってしまう、と言うこともなく、特徴的でありながらあっさりとしたモーションでテンポを損ないません。
思えばファミコン時代のソフトはテンポが良かったですね。CDやDVDから読み込むのとは違い、ROMの読み込みスピードは快適で、アニメーションパターンの貧弱さが逆にスピーディーな展開を生み出していました。
最近はメディアがCD、DVDなどのディスクになって読み込みに時間がかってLOADINGと書かれた愛想のない画面をずっと眺めたり、凝った演出で操作できない時間が多かったり。それに対し『ドラクエ5』は、ファミコン時代のテンポを思い出させてくれてストレスが溜まりませんでした。