■操作性が大幅アップ(だとおもう)

2本のアナログスティックでの散策、対象物に向かって△ボタンを押すと相手が人のときは「はなす」、調べられる物の時は「しらべる」を実行してくれる点など、操作性は非常に良いと思います。

しかしそういったコマンドがすべてひらがなだったり、戦闘中のメッセージがひらがなばかりだったりと、なかば儀式的にオリジナルを踏襲しているような感じも見受けられました(会話などのメッセージはちゃんと漢字交じりです)。

また、○ボタンを押すとシリーズおなじみの「はなす」「どうぐ」などのコマンドが出てくるんですが、これも儀式的に残っているだけ、という印象があります。△ボタンで「はなす」「しらべる」は省略できるはずですしね。

そもそもゲームをスタートする段階から「冒険の書」なるものを作ってプレイを開始するのですが、この手順も「ファミコンらしさ」を感じました。

オリジナルのファンにとっては大切なオマージュでしょう。僕のようにオリジナル未経験、シリーズ未経験の人にとってはただ遊びにくいだけになってしまいます。ただ、『ドラクエ』だけでなくファミコン全体に対するオマージュと受け取ると許容できるように思います。

おそらくシステムの根底を今風にデザインしなおすことも容易だったことでしょう。しかしあえてオリジナル作品の、またファミコン、スーパーファミコンというゲーム機の良い部分、悪い部分を内包することを選んだのだと思います。

こういった懐かしさと映像的な新しさが入り混じった感覚が、逆に斬新にも感じました。初体験であるはずなのに、なんだかとても懐かしい感じがしたんです。