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『ゲーム機から次世代家電へ』 補足 PS Meetingで新発表が!(3ページ目)

7月29日に行われた「PlayStation Meeting 2003」で発表されたPSX、PSPの新事実を早速検証してみましょう。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

「ここまでやるか」のPSP
「ここまでやるかと言われるスペックを投入した」との久多良木社長のコメント通り、従来では考えられないようなスペックを搭載するPSP。スペック一覧はこちらのサイトが詳しかったので参考にしてみてください。

まずメインCPUについては「プレイステーション2に近い能力のCPU」を二つ搭載し、メインメモリは8MB。過去にセガサターンで、16BitのCPU二つ搭載して「32Bit級!」と宣伝されていたことを思い出した人は僕だけではないはず。
ちなみにこの二つのCPU、一つはゲームに利用するメインのCPU、もう一つは音楽再生や動画再生などに利用されるそうです。

また動画再生は当初は単にMPEG-4と発表されていたのがAVCデコーダーと紹介されました。UMDに、DVDレベルの画質で2時間程度、CSデジタル放送レベルで4時間分を収録可能とのこと。

他、3D機能についてもかなりの情報がありますが、専門的な内容になるので興味がある人はこちらのサイトを参考にしてください。

コントローラは△○×□
今回新たに発表された情報として、コントローラのボタンがあります。コントローラはプレイステーションからの伝統、△○×□ボタンに加え十字キー、L1、R1、セレクト、スタートボタンがあり、さらにアナログスティックも採用されたそうです。

クリエータの要望により採用されたというアナログスティック。普通に考えれば明らかに携帯に向いていない形状ですが、そこをどう料理するのか、未だ公開されていない本体デザインにも興味は尽きません。
ちなみに気になるプロトタイプは来年のE3、つまり2004年5月になる見通しです。

最大の見せ場!無線LAN搭載
そして、なんと言っても今回最大の話題は無線LAN搭載の決定です。

アナログスティックと同じく多くのクリエータの強い要望で決定したという無線LANの搭載。これはPSPのアーキテクチャを根本から覆すほどの可能性を秘めているのではないでしょうか。

無線LANによるパソコンとの連動、インターネット接続が可能になり、オンラインゲームも標準で対応可能になります。

例えば、最近増えてきているホットスポットでオンラインゲーム、インターネット接続などが可能です。ブラウザ、メーラーが用意されれば普通にホームページやメールの閲覧もできるかも?

他、パソコンと連携することで、パソコンの中に保存してある音声ファイルや画像ファイルを再生できる可能性だってあります。

ふらりと外出中にホットスポットでインターネットに接続、オンラインゲームやチャットを楽しむ…今までの携帯ゲーム機の常識を根底から覆してしまいそうです。
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