■11/6
破産宣告を受けたSNKがアルゼを訴えるかなりディープな話題。
先日民事再生法による経営再建に失敗し、破産が決定したSNKですが、なんと親会社であるアルゼを訴えたそうです。
SNKは『飢狼伝説』シリーズや『キングオブファイターズ』シリーズを相次いでヒットさせ、携帯ゲーム機「ネオジオポケット」を販売するなど事業拡大に精力的に努め、一時は膨大な年商を上げていました。
その裏設備投資資金は借入金依存度が高く大幅な赤字に転落。平成12年にアルゼの資本を得て子会社化しましたが、自力での再生が不可能と判断、民事再生手続きをとるも再生計画案を提出できずに、ついに倒産が決定したわけです。
今回の訴えはSNKがアルゼを割当先として実施した第三者割当増資が廉価だったため、SNKに損害を与えたというもの。
いくつか難しそうな単語が出てきました。読んだだけでビビリそうです。分かる範囲で説明します。
まず民事再生法ですが、これは経営が破綻する前に可能な手続きの事です。民事再生法の適用=倒産とみなすひとも多いようですが、実際には民事再生手続きによって再建を図ることが可能です。
第三者割当増資は10/10のヘッドラインでも触れました。ここではSNKがアルゼに新株を売ったことを指します。
つまりアルゼがSNKの株を安く買い叩いたせいで潰れたんだ、という事になっているわけです。大人の世界って難しいですね。
SNKの人気シリーズ最新作「THE KING OF FIGHTERS 2001」の販売元はサン・アミューズメントになるそうです。
アルゼ
SNK
■11/1
スクウェアが日米間プロ野球を発表『激空間プロ野球』のスクウェアが、野球ゲームの新作『日米間プロ野球 FINAL LEAGUE』を発売します。2002年発売予定。
激空間と日米間で微妙に韻を踏んでいるステキなタイトルですが、『激空間プロ野球』の方は軽く酷評されていたので(操作性が悪い等)そのあたりが改善されていると嬉しいところ。
しかし大リーグと日本の選手を絡ませるあたり時期的にオイシイ感じもしますね。もちろんイチローも出演。ただポイントとして日本の球団名は出ない様子。この辺は肖像権絡みの非常にデリケートな問題があるのでいろいろ難しいのでしょう。
プレイヤーとしては純粋にゲームを楽しみたいだけなんですけどネ…。
スクウェア