これが「ムーンボウ」のチキンカレー
店内はカウンターだけのお店だ。いかにもロックバーというつくりになっている。カウンター内には所狭しとCDかDVDが置かれていて、いい雰囲気である。注文は聞かれない。カレーしかないからだ。まずはお水とピクルス、ナプキンにスプーンが丁寧に置かれる。12時になるとお客さんが続々とやってくる。
先の人から順番にカレーが出される。僕の前にもやってきた。
これが「ムーンボウ」のチキンカレー。チャイとのセットで800円。 |
ご飯は黄色いサフランライス。けっこう多い。食べられるかなぁと思ったが、あっという間に食べられた。一口食べてみておいしさが口にあふれた。独特なスパイシーなカレー。カレーの味はイメージとしてはカレー作りのうまいお兄さんがいて、その人の家に行って出されるようなカレーで、時々ものすごくおいしいというのがあるけれど、そんなかんじである。
よく煮込まれたおいしいチキン
おもしろいのは食べ進むうちに最初はスープっぽいのだが、ご飯がどんどんカレーを吸っていき、混ぜなくてもいいくらいになる。まったくオイリーではないので、ご飯もどんどん食べられたのだと思う。このチキンがまたうまいのであります。 |
チキンは大きく切られ、よく煮込まれている。実にやわらかくておいしい。時にチキンカレーというのはチキンの臭みだけが全面に出ている場合があるが、それはまったくない。逆にチキンがパサパサになっているのもあるが、それもまったくない。実においしく仕上りになっている。それにしてもこの原稿を書いてて、また行きたくなっちゃった。なんだかそういう中毒性のあるカレーだと思う。
こちらがチャイ! 侮れない味だった
カレーはけっこう辛い。僕は汗を拭きながら食べたが、イヤな辛さではない。カレーを食べ終えると自然にチャイが提供される。辛さのあとのホッとする味になっている。 |
アイスのチャイがこれまた独特のうまさであった。辛いカレーのあとにちょうど口にやさしく流れ込んでいく。
気がつけば、もう満席になっていた。近所の常連さんが多いようだ。
満足の800円を支払い、店を出た。
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千駄ヶ谷駅まで歩きます!