散歩の汗をスーパー銭湯で流す
竹ノ塚駅東口の花壇にあった像。タイトルは「オカリナを吹く少女」。彼女がなぜここにいるのだろうか。 |
たいていはEくんが散歩コースを考えてくる。
といっても、コースというよりもポイントだけを知らせてくることが多い。時にはスタート地点だけを知らされることもあり、僕にとって彼と歩くのはミステリー散歩のようなかんじである。が、今回は事前のメールで2つのスーパー銭湯の名前を聞いていたので、おおまかなコースはわかった。
そして、われわれは金曜日の昼前に東武伊勢崎線の竹ノ塚駅東口で落ち合うこととなったのだ。
実は最初の予定ではこの前日の木曜日に散歩をするはずだったのだが、雷雨という予報が出たために翌日にしてくれという連絡があり、きょうになった。Eくんは逢うなり、
「オレ、雷が苦手なんっすよ」
と言う。たしかに昨日はものすごい雷雨だった。僕はEくんの丸刈りの頭を指さしながら、
「雷はそういう頭に落ちるんだよ」
と言ってやった。以前から、夏なのにむき出しの丸刈り頭で散歩するEくんが気になっていたのだ。
「この頭は絶縁体だから落ちるわけないっす」
というわけのわからない会話から散歩は始まった。
道順はEZナビで検索!
保木間氷川神社の前を通り過ぎる |
と、やはり「竹塚神社」「保木間氷川神社」などの前を通っていく。
やがて日光街道に出て、それを越えると住居表示が「西保木間1丁目」から「保木間4丁目」になった。
最初の目的地はもうすぐだ。
公園や住宅地を過ぎていくのどかな道
流山街道の途中にある「山王堀公園」。 |
さて、周りの景色が住宅地や畑になってくる。いよいよ目的地に近いぞ。そう思いながら歩いていると、Eくんが
「あった、ありました」
と指をさす方向を見ると、なるほど大きな建物が目の前に出現している。
さあ、次ページで
「天然温泉 じゃぽん 保木間の湯」のお湯につかります!