散歩/和む散歩ルート

雑司が谷~北参道、副都心線の上を歩く(2ページ目)

いよいよ、東京メトロの9本目の新路線、副都心線が開業する。今回は開業直前の駅をさがしながら路線の上にある明治通りを歩いてみた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

「丸長」にはすごい行列ができている

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店はかなり年季入ったたたずまい
目白通りをEくんが歩き始めた。あれ、これは雑司が谷とは反対の方向ではないか。
「まあ、いいじゃないですか。オススメですから」
と言う。ほどなく歩くとすぐに店の場所がわかった。行列があるからだ。10人ほどだろうか。人気店なんだねぇ。
看板を見て「まるなが」と読むと、Eくんが
「違います。まるちょうです」と言う。
Eくんによれば、「チャーシューやさいつけそば」がオススメだそうだ。早めに来ないと売り切れてしまうメニューだとか。なんでもEくんは大学時代からここに通っているとのこと。くわしいのだ。
行列は舗道の店とは反対の車道側にできている。
そして、次の人は店の前まで進むというシステムのようだ。

初めての味だ。うまい!

これが「チャーシューやさいつけそば」1050円。上の写真はつけだれ。チャーシューのフレークにキャベツがたっぷり。麺は白っぽい。
行列はどんどんさばけていく。手際よいお店側の誘導と調理の早さ、それから、ほとんどが男性客だが、食べるスピードも速いのだろう。あっという間に前の人が減り、店に入れた。そして、あっという間に注文した「チャーシューやさいつけそば」が目の前に出てきた。うわぁ、うまそー。
「このつけだれをよくかき混ぜて」とEくん。
食べ始めて、びっくり。酸っぱさと甘さがやってくる不思議な味だ。なんだろう。と、またひとくち食べるとこれまた違う味なのだ。初めて食べる味だ。白っぽい麺もシコシコしてうまい。
と、前の若いサラリーマンが「小鉢」と注文。店のおねえさんが、「はい、最後の小鉢ね」と言っている。小鉢というのは、「チャーシューやさいつけそば」のつけだれが少ないもの。理由がわかった。普通の「チャーシューやさいつけそば」は見た目ではわからないが、ものすごい量なのである。
ふーふー言いながら、食べる。麺は少しEくんに食べてもらった。恐るべし「丸長」。


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