暗闇坂をくだる
昔は樹木で覆われており、昼間でも暗かったのでこの名前がついたそうだ。 |
そちらの階段を降りず、暗闇坂を探す。僕はこの近くの若葉に住んでいたことがある。暗闇坂というちょっと不気味な坂を歩いたことが何度かあったのだが、懐かしい。東京には同様の坂の名前をつけられているところが、いくつかある。あるいは幽霊坂という名前がついている場合もあるが、いずれも樹木に覆われ、昼間でも暗いことからこう呼ばれるようになったようだ。
南元町公園を抜け、迎賓館へ
昔、鮫河橋というわれた名残りがここにある。 |
ほどなく行くと、上を中央線を走っているガードがある。「鮫ヶ橋通ガード」と書かれていた。。そのガードをくるぐると、左側に南元町公園がある。南元町公園の手前の道路わきに2つの小さな祠と鳥居がある。かつて鮫河橋と呼ばれた場所である。
緑いっぱいの南元町公園を抜けて、鮫河橋坂へ。 |
ただ、住居表示としての鮫河橋は残っていない。というのも、かつてこのあたりはスラム街だったからだそうだ。イメージのよくない鮫河橋が若葉というさわやかな町名に変わったのは昭和18年のことだ。いはま迎賓館のほうにのぼっていく坂を鮫河橋坂という名前が残っている程度である。