まもなく幕を閉じる、アキハバラデパート
都市化が進む秋葉原。この姿も2006年の年末までで、52年の歴史に幕を閉じる |
僕が東京にやってきたのは1980年代の半ばだが、そのときすでにこのアキハバラデパートは古い建物であった。3階建てで飲食店や書店などが入っているが、なんとも印象的だったのが、デパート前で行われている実演販売だ。この日もパラソルの下、台所用品などが売られている。1Fはカウンターだけの安く食べられるお店がたくさんあり、買い物の帰りによくここで食事をしたものだ。3階部分はJR秋葉原駅に直結している。僕たちは階段で3階まであがった。
途中、閉店セールを告げるポスターがいくつも貼ってある。「売りつくし」の赤いポスターがなんとも物悲しい。僕たちは「クレープハウス・ユニ」に入った。アイスコーヒーとクレープできょうの散歩は終了。
「上野から秋葉原って移動距離はたいしたことないけれど、疲れましたねぇ」
とEくん。その通りだ。多慶屋のフロアを巡ったのが本当に足にきている。ここ秋葉原でパートも取り壊され、ここには巨大ななにかが建つんだろうなぁ。
Eくんは電車に乗り、僕は神田明神通りを抜け、早稲田まで歩いて帰った。
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「アキハバラデパート」が55年の歴史に幕 - アキバ経済新聞 - 広域秋葉原圏のビジネス&カルチャーニュース