夏のインドア"天体観測"楽しもう!
家族でアカデミックに、恋人同士ならロマンチックにプラネタリウムを楽しみませんか? |
冬場は、夜も明るい都心でも快晴時には肉眼で星々が確認できるが、夏場はなかなかそうもいかない。だが夏の夜空には、天の川やこと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブからなる夏の大三角など、ダイナミックな星々が彩る。
そんな星々を手軽に観測するには、望遠鏡などの機材や、観測にあたっての知識も必要ないプラネタリウムが最適。最新のプラネタリウムでは、世界を巡る豪華客船の航海上で観測できる洋上の星々を投影するなど、様々なコンテンツを上映しているのだ。
豪華客船での天体観測を疑似体験?
ドラマなどにも登場する著名な客船「にっぽん丸」で洋上の星々を堪能できる |
そして上映されるコンテンツには、商船三井客船の外航客船「にっぽん丸」で世界を巡る洋上の天体観測「世界の星空+(プラス)」などを用意している。「にっぽん丸」は横浜を出発し、赤道を越えてポリネシアからオーストラリア、ヨーロッパを回って北極圏へ向かい、行く先々での星空や、その土地に関する話、神話などを丁寧に解説していく。
上映時間は約45分で、投影期間は4月12日から11月30日までを予定している。このほか、夏休みの子供達に最適な、アニメ「おじゃる丸」のキャラクターたちが登場するちびっこプラネタリウム「おじゃる丸まったりプラネタリウム」も上映され、家族そろって楽しみめるラインナップとなっている。
<DATA>
■「横浜こども科学館」
●所在地:横浜市磯子区洋光台5-2-1
●交通アクセス:JR根岸線洋光台駅下車徒歩3分
●地図:Yahoo!地図情報
●開館時間:9:30~17:00(夏休みは18:00まで)
●休館日:第3月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)、ほか機器点検等により臨時休業あり
●入館料:大人400円/小・中学生200円
●宇宙劇場入場料:大人600円/4歳以上の児童、小・中学生300円
●HP:http://www.ysc.go.jp/ysc/ysc.html
お薦めのプラネタリウムはコレ!
普通のプラネタリウムはちょっと……、そんな人には変わり種のプラネタリウムがお勧め |
・「向井千秋記念子ども科学館」
群馬県館林市の施設。その名の通り、向井千秋宇宙飛行士に関する資料やスペースシャトル船内のジオラマなどを展示しており、施設内には口径20cmのクーデ式屈折望遠鏡を始め、各種望遠鏡を設置している。また、誰でも手軽に月の重力体験ができる「ムーンウォカー」なども設置している。
●所在地:群馬県館林市城町2番2号
●HP:http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/kagakukan/
・「サンシャインスターライトドーム満天」
東京は池袋、サンシャインシティ内ワールドインポートマート屋上のプラネタリウム。他のプラネタリウムとは変わったエンタメ系番組なども上映する。9月10日までは流れ星をテーマに、アロマの香りとシンセサイザーによる音楽を併せ、癒しのリラクセーションプログラム「流れ星が好き!」を上映する。
●所在地:東京都豊島区東池袋3-1-3 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上
●HP:http://www.sunshinecity.co.jp/planetarium/
・「つくばエキスポセンター」
宇宙開発、海洋開発、原子力開発、その他科学技術全般について幅広い展示を行う茨城県つくば市の施設。プラネタリウムはドーム径25.6mと世界最大級で、先のリニューアルに伴い、全天周デジタル映像と光学式プラネタリウムの最新システムを導入。月面移動探査機や人潜水調査船「しんかい6500」の3/4模型なども展示している。
●所在地:茨城県つくば市吾妻2-9
●HP:http://www.expocenter.or.jp/
<関連サイト>
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