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「迷子のお子さま」はゼロ?の新アソビ場

新たにオープンする北海道のアミューズメント施設「ナムコあそベース」では、子供の位置を確認できる新システムを導入。そんな親子で安心して楽しめる新型施設の全容をオープンに先駆け、チェック!

執筆者:安達 孝之

親子で安心して楽しめる施設が北海道にオープン

入力画面
モニター画面右に番号を入力すると左の施設図に現在地が表示される。
迷子だけでなく、最近は連れ去りなど物騒な事件が多発しているだけに、子供も多く集まるアミューズメント施設では、必要となるのが子供の位置を確認できるシステム。実は、そんなシステムを導入したアミューズメント施設「ナムコあそベース」が、北海道札幌市西区のショッピングセンター「5588KOTONI」内に2006年6月8日、オープンする。

この「ナムコあそベース」は、親子で楽しめるアミューズメント施設。施設内の子供向けゾーンでは、ボールプールやキッズアスレチックなどを備え、親子向けゾーンでは母子でコスプレして楽しむプリクラなどを設置。

さらに親向けゾーンでは、マッサージチェアや、インターネット席、コミックや雑誌などを用意。工作教室や、人気のキャラクターショーなどを定期的に開催するほか、子供専用のフィットネスゾーンなども設置される。親子で一緒に楽しんだり、子供が楽しんでいるときに親はマッサージチェアなどを完備したゾーンでゆったりするなど、楽しみ方は色々。


子供の位置を無線LANタグでチェック

無線LANタグ
無線LANタグはリストバンド状。重量も35gと軽量で違和感なく装着できる。
そんな施設に導入されたのが、NECネッツエスアイ社が提供する無線LANタグを利用した位置情報システム。このシステムでの施設内の探知誤差は数m以内。子供はリストバンド状の無線LANタグを身に付け、子供が施設内のどこにいるのか、いつでも簡単に位置確認できるというもの。

施設内に4台設置されたタッチパネル式のモニターから、子供が身に付けた無線LANタグの番号を入力すると、子供が現在遊んでいる場所をモニターに表示する。これにより、親は子供の位置を把握し、安心して自分だけの時間を楽しむことができる。

位置探知だけでなく、ゲーム性を持たせたコンテンツのツールや、来場者の導線管理、来場者分析などのマーケティングツールとしても開発することができ、このシステムを活用した新しいアトラクションも期待されている。


物騒な事件も多い今だからこそ

施設図
施設中央部が保護者向けのゾーンとなり、周囲の子供向けゾーンが容易に見渡せるようになっている。
もちろん、こうしたシステムに頼り切り、子供たちからただ目を離していいわけではない。施設は保護者向けのゾーンを施設中央に置き、周囲の子供向けゾーンが容易に見渡せるよう、保護者の目線を考えたレイアウト作りを行っている。

子供が巻き込まれる物騒な事件の多い今、こんな親子が安心できるシステム、配慮がなされた施設が求められている。なお、この「ナムコあそベース」は、年内に2店舗程度の出店を予定しており、また、2010年までに全国の駅前商業施設を中心に順次拡大し、合計30店舗以上の展開を目指すとしている。

<DATA>
■「ナムコあそベース」
●オープン:2006年6月8日
●所在地:北海道札幌市西区琴似2条1丁目2番地
     「5588KOTONI」4階
●地図:Yahoo!地図情報
●営業時間:平日11:00~18:00/土日・祝日10:00~19:00
●入場料:子供(0~12歳・小学生以下)315円/30分
     中人(13~20歳未満)525円/1回
     保護者(20歳以上)525円/1回
     ※子供は保護者の同伴が必要。
     また、中人は保護者と子供が同伴の場合のみ入場できる
●施設面積:約740坪

<関連サイト>
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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