■そう言えば他社にも似たようなカードが……
ここまでAM-NETの説明をしてきたが、「似たようなカードがあったような気がする……」という人もいるのでは? そうこのカードを用いたAM-NET、『バーチャファイター4』と同時に運用を開始した『VF.NET』に細部は異なるが非常に似ている。
どちらも独自サーバーを中心に、筐体や携帯・パソコンを繋ぎ、スコアランキングなどのコンテンツを利用できるようになっている。さらにAM-NETで使用されるのがAMカードなのに対し、VF.NETでは「アクセスカード」を使用。
その他のゲームでは、『電脳戦機バーチャロン フォース』で『VO4ターミナル』が使用され、携帯・パソコンとの連動コンテンツは無いが、カードを利用することで、プレーデータの蓄積や使用キャラクターのランクアップなどが可能だ。
一風変わったところでは、タイトーの『バトルギア3』で運用される『NESYS』は、車のキー型カードが文字通り、ネットの鍵を開けるキー。
プレーの際は筐体のハンドル下、鍵穴に差し込んでプレー情報などを記録。プレー後はキーのIDナンバーでパソコンや携帯のWebサイトにアクセス。このサイトでプレーヤーが使用する車のカスタマイズするなどのサービスが受けられる。
■ゲームカードでサイフはパンパンなれど、これはもはやトレンド!!
このようにデータを記録できるICチップ内蔵や磁気式のカード、パソコンや携帯電話、そしてこれらを繋ぐネットワークを用いたゲームは、今後ますます増えていく傾向にある。個人的には銀行、クレジットにスポーツクラブ、レンタルビデオの会員登録などタダでさえカードでサイフがパンパン。なら、ゲーム専用のカードウォレットでも用意するかな。
なんて冗談はさておき、「カードを作るのが面倒臭くて……」なんてためらっている人はぜひ、これらのサービスを体験してみて。きっと新しいゲームセンターの楽しみが見つかるハズ。何より、これらのサービスが増える傾向にある以上、もはやこれはトレンド。だったらトレンドに乗り遅れるなっ!
■関連サイト
AM-NET
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