ドルフィンスルーはボディボードの基本!
ドルフィンスルーのコツ
ドルフィンスルーとは?
何度か海に行くとわかると思うが、ブレイクしたあとの白い波(スープ)、これにはとても力があり、そのまま逆らって進もうとしても押し戻されてしまったり、サイズのある波の時には巻き込まれて洗濯機でもまれている状態になってしまったりする。このスープという白い波を、水中でうまくやり過ごす事が出来れば沖にいくのも楽になる。その水中で波をやり過ごす動作をドルフィンスルーという。1 崩れた波がやってくるのが見える
2 波が来る直前に水中に潜る
3 波が通り過ぎた後に水面に出てくる
これが大まかに分けたドルフィンスルーの一連の動作である。それぞれを細かく説明をしよう。
1.崩れた波がやってくるのが見える
沖に波が見えたら、全速力でキックしよう! |
2.波が来る直前に水中に潜ろう
スープが目の前に近づいたらボードごと一気に波の下にもぐる |
腕立て伏せの要領で、ノーズを一気に水中に沈めよう |
ボード全体と身体が水中に入ったら、ボードを前方に押し出すように |
コツは片手または両手のひらを肘が付いている位置まで下げ、片方の膝をテールのセンターに乗せる。そして上体を起こすようにして、肘を伸ばしてボード全体に体重を上から均等に掛け、まずはボードをノーズから斜め前方に沈めていく。ノーズが沈んだら、ヒザでテールを水中に押し込むと同時に、アゴをボードに近づけるように上体をボードに近づけて沈める。
この時に腕の力だけで沈めようとしてしまうと、顔が下に向いてしまいバランスが取れなくなり、ボードが横に抜けたり、後ろに抜けたりしてしまうので注意しよう。顔と目線は前をしっかりと向いたまま行うと、バランスが取れた状態でボードを潜らせることができる。
3.波が通り過ぎた後に水面に出よう
しっかりとドルフィンスルーができると、スープの向こう側に浮上することができる |
ボードと自分の身体をくっつけて、間に水が入らないようにして一気にスープの向こう側に浮き上がろう |
このスープに身体が触れてしまうと、スープに引っ張られて、水の中でぐるぐると巻かれて洗濯機の中に入っているような状態になることがある。スープが身体の上を過ぎて行ったのを確認できたら、ボードと体の間をくっつけるようにして、ノーズとおでこから空に向かって飛び出すようなイメージで水中から出よう。これで成功!