ボディボード/ボディボード関連情報

ドルフィンスルーのコツとは? ボディボードの基本

今回は基本の基本、ドルフィンスルーをマスターしていきましょう。沖へとゲッティングアウトをするためには、波の下をくぐるドルフィンスルーができないと大変です。最初はなかなかうまく行かなくても、練習あるのみ! ぜひ参考にしてみてくださいね。

執筆者:うるの 加奈

<目次>

ドルフィンスルーはボディボードの基本!

ドルフィンスルーのコツ

ドルフィンスルーのコツ

沖に向かうときには波を超えていかなければならない。波のサイズが小さければ波の上を越えていけばいいのだが、サイズが大きいときには押し戻されてしまうので、波の下をくぐって水中で波をやり過ごす。この波の下にもぐることをドルフィンスルーという。そのドルフィンスルーは、最初はなかなかうまく行かず、押し戻されてしまうことも多いけれど、何度も練習しているうちに深くきちんと潜れるようになるので、練習あるのみ!
 

ドルフィンスルーとは?

何度か海に行くとわかると思うが、ブレイクしたあとの白い波(スープ)、これにはとても力があり、そのまま逆らって進もうとしても押し戻されてしまったり、サイズのある波の時には巻き込まれて洗濯機でもまれている状態になってしまったりする。このスープという白い波を、水中でうまくやり過ごす事が出来れば沖にいくのも楽になる。その水中で波をやり過ごす動作をドルフィンスルーという。

1 崩れた波がやってくるのが見える
2 波が来る直前に水中に潜る
3 波が通り過ぎた後に水面に出てくる

これが大まかに分けたドルフィンスルーの一連の動作である。それぞれを細かく説明をしよう。
 

1.崩れた波がやってくるのが見える

沖に向かって全速力
沖に波が見えたら、全速力でキックしよう!
まずは沖に向かって全速力でキックをして、前進しよう。この前進するスピードが、ドルフィンスルーをした時の後半部分の動作を助けてくれる。
 

2.波が来る直前に水中に潜ろう

スープが近づいたらもぐろう
スープが目の前に近づいたらボードごと一気に波の下にもぐる
ボードを一気に沈める
腕立て伏せの要領で、ノーズを一気に水中に沈めよう
ボードを前方に押し出す
ボード全体と身体が水中に入ったら、ボードを前方に押し出すように
波のサイズ、スピードによってタイミングはまちまちだが、大体1~2mくらいに近づいたらボードと身体を潜らせる。

コツは片手または両手のひらを肘が付いている位置まで下げ、片方の膝をテールのセンターに乗せる。そして上体を起こすようにして、肘を伸ばしてボード全体に体重を上から均等に掛け、まずはボードをノーズから斜め前方に沈めていく。ノーズが沈んだら、ヒザでテールを水中に押し込むと同時に、アゴをボードに近づけるように上体をボードに近づけて沈める。

この時に腕の力だけで沈めようとしてしまうと、顔が下に向いてしまいバランスが取れなくなり、ボードが横に抜けたり、後ろに抜けたりしてしまうので注意しよう。顔と目線は前をしっかりと向いたまま行うと、バランスが取れた状態でボードを潜らせることができる。
 

3.波が通り過ぎた後に水面に出よう

スープの向こう側へ
しっかりとドルフィンスルーができると、スープの向こう側に浮上することができる
一気に浮上
ボードと自分の身体をくっつけて、間に水が入らないようにして一気にスープの向こう側に浮き上がろう
全身が水中にもぐったら、ボードを前に押し出して進む。上手にもぐれると、背中の上をスープが通っていくのがわかる。水がきれいな所なら、目を開けて水中から水面を見ているとスープの境目がくっきりとわかる。

このスープに身体が触れてしまうと、スープに引っ張られて、水の中でぐるぐると巻かれて洗濯機の中に入っているような状態になることがある。スープが身体の上を過ぎて行ったのを確認できたら、ボードと体の間をくっつけるようにして、ノーズとおでこから空に向かって飛び出すようなイメージで水中から出よう。これで成功!
 
【関連記事】
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでボディボード関連の商品をチェック!楽天市場でボディボード関連の商品をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます