ボディボードの基本姿勢と波の乗り方とは?
ボディボードの基本姿勢と波の乗り方
ボディボードの基本姿勢
しっかり胸をそらし、ヒジは直角、前をまっすぐ見よう |
■GOOD
ボードのデッキ面の中央に腹ばいになり、ヒジを90度くらいに曲げる
足の付け根をテールに合わせる
ヒジがボードからはみ出ないように、ノーズの両サイドを軽く握る
胸を反らせ、しっかりと前を見る
■BAD
肘がボードから出ている
肘が内側に入りすぎている
乗り込みすぎている
後ろに乗りすぎている
この基本姿勢は一見簡単そうだが、これだけ身体を反った姿勢は日常生活ではあまり行わない。それに、海の上は思った以上に波で揺れて姿勢が取りづらくなる。海に入る前に、砂浜の上や家で基本姿勢を練習して、身体にしっかりと覚えさせてから海に入るとやりやすい。
簡単なテイクオフ
ヒジの角度を100~110度くらいにして、少し身体をテール寄りにずらしてキックしよう |
まず自分が乗りたい波のうねりを見つけよう。次にそのうねりが自分のところに来る前にキックを始め、助走をつける。うねりが自分に追いつくと、足からボードと身体が持ち上げられる感覚がわかる。その時に、今までよりも強くキックを続けているとボードが走り始める。あとは、波の押す力でキックをしなくてもどんどん進んでいく。これがテイクオフの一連の流れとなる。
テイクオフ
ヒジを伸ばしてノーズを軽く押す |
ヒジを元の位置に戻し、ヒジが直角になるように身体を少しボードに乗り込ませる |
基本姿勢で水面に浮かんでいる時は、ボードはバランスをとっていて、地面に対して平行な状態を保っている。このままの状態で波に乗ろうとすると、ノーズが浮いてテール側が水の中に入ってしまい、水の抵抗が大きくなってボードが滑り降りるのを押さえてテイクオフができなくなる。この抵抗をなくすと、簡単に波に乗れるようになる。
基本姿勢をキープしたまま、沖から来たうねりに合わせてキックをしてスピードをつける。うねりに追いつかれ身体が持ち上げられると、波の上から下を見下ろすようになる。ここでボードにつけているヒジを持ち上げて伸ばし、ノーズを軽く下に押さえたままキックをさらに強く続けよう。ノーズを下に押すことにより、テール側にかかっていた水の抵抗が少なくなり、滑り出しが速くなり、テイクオフがスムーズにできるようになる。
テイクオフが成功したら、すぐに伸ばしていたヒジを元に戻し、少しテール寄りにしていた身体をボードに乗り込ませ、ヒジが直角になった基本姿勢をキープ。これでまっすぐに岸まで波に乗っていける!
基本姿勢のポイント
- ボードのデッキ面の中央に腹ばいになる
- 足の付け根をテールに合わせる
- ヒジがボードからはみ出ないように、ノーズ両サイドを軽く握る
- 胸を反らせ、しっかりと前を見る
テイクオフのポイント
- 基本姿勢をキープしたままキック
- ボードが波に持ち上げられたら、ヒジを伸ばしてノーズを少し押さえる
- 波を滑り出したら、ヒジを元に戻して基本姿勢をキープ
テイクオフの注意点
ヒジを伸ばすときに波の下(ボトム)を見てしまうと体重が前寄りにかかってしまい、ヒジを元の位置に戻してもボードの角度が戻らず、ノーズが水に刺さってしまうので注意しよう。また、ボードが滑り出したらすぐに、伸ばしているヒジを元に戻そう。長く伸ばしたままにしているとと、ノーズが水に刺さってしまい、波に巻かれてしまう。【関連記事】