友田たかしプロが指導! ボディボード講座vol.4
4回目は海でのルール&マナー。他のスポーツと同じように、波乗りにはさまざまなルールがある。といっても難しいものではなく、危険や怪我を防止する意味でのルールやマナーがほとんどなのでしっかり覚えておこう。
ワンマンワンウェーブ=一つの波には一人だけ
原則として、一つの波には一人しか乗れないというルールがある。ボディボードやサーフィンは波の崩れていない場所(フェイス)を使って、ボードを滑らせて波に乗る。もし、自分が乗った波の先で誰かが乗ってしまうと、波が崩れてしまいライディングが出来なくなってしまうため、先に波に乗った人がいたらその波には乗れないということ。波の頂点から左右に崩れる波の場合は、ひとつの波に左右に分かれて2人乗ることができる。
優先権
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波が右から左に崩れているので、右側で波に乗っている人に優先権がある。左側でパドリングしている人はやめて進路をあけなければならない |
上級者がたくさん入っているポイントで海を見ていると、ひとつの波に何人ものサーファーやボディボーダーがパドリングをして、波が来る方向に向かって波に乗ろうとしているのがわかる。でも波に乗ることができるのは一人だけ。これは優先権を持っている人だけが乗れるということ。波の優先権とは、波のピーク(崩れ始めるところ)に一番近い人が持っている。この場所にいる人が波に乗ろうとしていたら、その波には乗れないので、次の波を狙うようにしよう。
邪魔をしない
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右から波に乗って来ている人がいるので、左側にいる人はその進路を妨げないようにさらに左に避けて沖へ向かう |
沖に向かって行くときに、波に乗ってくる人と出会うことがある。この場合どちらが避けるのか? この場合は沖に向かっている人が避けなければならない。避ける時には、ライディングしている人と距離が近い場合はライディングしている人が進んでいるのとは逆方向へ、距離がある場合はまっすぐ沖に向かうようにしよう。また、波待ちしている時にも、ライディングしている人が乗ってきたら進路に入らないように避けよう。
邪魔をしてしまったら……
一生懸命にやりすぎると周りが見えなくなってしまうもの、気がついたら他の人の波に乗ってしまった、ライディングしてくる人の邪魔をしてしまった、なんてこともあるだろう。そんな時には一言「ごめんなさい!」と、大きな声をかけるのを忘れずに!
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