ボディボード/ボディボード関連情報

初心者向けボディボード(テール)の選び方

日本人第1号プロボディボーダーであり、シェイパーとして活躍している作道雅明プロによるボディボードセレクトレッスンvol.4。自分にぴったりのテールの形状は? これを読んで、自分に合うぴったりサイズを選ぼう!

執筆者:うるの 加奈

作道雅明プロが指導! ボディボードの選び方4

初心者向けボディボード(長さ)の選び方」「初心者向けボディボード(幅)の選び方」「初心者向けボディボード(厚さ)の選び方」に続き、今回はテールの形状の選び方をレクチャー。ストレートテール、バットテールなど様々な形状のテールがあり、それぞれに特徴がある。初心者におすすめのテールはどれか? 自分のライディングスタイルに合ったテールはどれか? 特徴をしっかり把握して、自分にとってベストのテール形状を見つけよう。

ボディボード、テールの形状の選び方

ストレートテール
ストレートテール
1.ストレートテール
テール部分がまっすぐで、どこにも凹凸がないタイプをストレートテールという。他のテールに比べてへこんでいる部分がないので、中に入っているフォーム(充填材)の量が多く、水の抵抗が大きく、一番浮力がある。浮力があるので、テイクオフがとてもしやすくなり、テイクオフがうまくできないと悩んでいる初心者には向いている。

クリップドテール
クリップドテール
2.クリップドテール
ストレートテールの真ん中部分にアーチを作ったものをクリップドテールという。ストレートテールに比べると浮力は少なくなるが、アーチ部分が少なめなのでフルクレセントテールに比べて浮力がある。ストレートに近くなればなるほど浮力は出てくる。丸くえぐれているので、腰が入れやすく、キッキングの時に体をホールドしてくれるので、ゲッティングアウトがしやすくなる。

フルクレセントテール
フルクレセントテール
3.フルクレセントテール
テール全体を丸く三日月形にえぐりとった形状をフルクレセントテールという。テールの中心部分がカットされているので、その分浮力がなくなり、ストレートテールに比べてテイクオフのタイミングは遅くなる。ただし、カットされたことでレール部分の浮力が少なくなるのでレールが入れやすくなるという利点がある。ターンの際にレールを入れやすくなるので、水を切った鋭いターンができる。テイクオフが確実にできる上級者で、レールを入れることを重視したい人におすすめ。

バットテール
バットテール
4.バットテール
フルクレセントテールの真ん中部分が膨らんだタイプをバットテールという。これはセンター部分がストレートに近いのでストレートテールの浮力を持ちながら、フルクレセントテールのようにレールを入れやすいという両方の利点を兼ね備えており、テイクオフもしやすく、ターンもしやすいというオールラウンドタイプ。どのタイプのテールが良いかと迷っている人はバットテールを選んでおけば間違いないだろう。

5.バットテールvsラウンドステップテール
バットテール
バットテール
ラウンドステップテール
ラウンドステップテール
カノウボディボードではバットテールにも2種類ある。全体のフォルムはバットテールと同じながら、レール部分が短いタイプをカノウボディボードではラウンドステップテールと名づけている。取り回しをしやすくするためにボードを小さくすると浮力がなくなるので、体全体を乗せるセンター部分の長さは変えずに、レール部分を短くして小回りがきくようにしたのがこれである。バットテールの形状はメーカーによってさまざまで、このようなタイプのテールはまとめてバットテールと呼ばれている。

>>おさらい! ボディボード、テールの形状選びのポイントとは?>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます