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防寒対策シリーズ(1) 冬用ウエット ウワサの新素材(2ページ目)

ウエットスーツはまさに日進月歩で進化し続けています。今回はウエットの素材に注目し定番のSCSやMMIの他ウワサのあったか素材を詳しくご紹介します!

執筆者:恒松 澄子

SCS

scs.jpg

ここ数年冬用ウエットの裏地素材として
すっかり定着しつつあるSCS。
これは「スーパーコンポジットスキン」
の略です。
アルミ粉でコーティングされた銀色の
ツルっとした面が特徴です。


保温効果が高い

そもそもウエットスーツは、読んで字のごとく体が「濡れる」もの。
セミドライであっても簡易防水のみ、つまり多少は水がウエットの中に
入ります。
その水を体温で暖めて体を冷やさないようにする仕組みになって
いるのです。
このときにSCSは体とウエットの間の隙間をうめて効率よく水を暖める
事ができる素材なのです。
ちょうど魔法瓶のお湯が冷えにくいのと同じような原理ですね!

比較的水温の高い地域では、冬でも裏地がSCSならば
セミドライでなくても(いわゆるジャージ素材であっても)
冬を乗り切ることができます。


着替えやすい

また中に水が入るとツルツルして滑りもよいので着替えもずいぶんと
楽になるのもSCSの特徴です。

wet.jpg 私はこう活用してマス! wet.jpg
  私は真冬でも裏地SCSのジャージのフルスーツで越冬しています(@千葉南)
セミドライも良いのですがラバー素材でジャージに比べてどうしても
分厚く動きづらくなってしまいますし...。
でもなんと言ってもSCSのウリは、保温効果もさることながら
脱ぎ着のしやすさ、だと思っています。
北風がびゅうびゅう吹きすさぶ真冬の海辺の「外着替え」は、もう1秒でも
早く終わらせたいので、すべりの良いSCSは本当にありがたい素材です。


HCS

こちらはSCSのより進化した素材です。SCSに比べてさらに伸びが
良くなっています。


スーパーGDX

SCSのセラミック含有量を増やす事によって、より保温効果を高めた
素材です。
セラミック素材は遠赤外線を放出するのでSCSのツルツル感に
あったかさが加わった素材といえます。


サーモメタル

ステンレス粉をコーティングする事で蓄熱・反射を強めて保温効果を
高めた素材です。仕組みはSCSと同じですね。


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