●厚めの波：大きめ
なだらかな丘のようなフェイスの広がった厚めで
そこそこサイズのある波は、スピンやカットバックなどの練習には
もってこいなのです。
しかしテイクオフの時にはサイズのわりに乗り遅れやすいので
上手くキャッチするにはちょっとだけコツがいります。
「ああ、あの波に乗れればすごく長く乗れそうなのになぁ」
そう、厚めの波は上手く乗り継げれば本当に気持ちがいいんです！
★ターンの姿勢に入るタイミングをワンテンポ遅らせる
厚めの波で一番多い失敗が、せっかくボードが滑り出しているのに
ついついあせってキックをやめてしまうこと。
また、ボードが滑り出すか、出さないか位のタイミングでターンの
姿勢をとってしまい岸側の手を引いてしまうこと。
くどいようですが基本に忠実に、岸に向かって平行に、ノーズを軽く
押してボードが滑り出したら、自分が思うよりもあとワンテンポ
この姿勢をキープします。
このタイミングはその日の波次第なので何ともビミョウですが
ホレた波の時より岸に平行な時間をほんの少し長くします。
こうすることで加速がつきやすくなり、厚めの波でも上手く
スピードに乗ることができます。
★レールを深く入れすぎない
さて次にターンにうつりますが、ホレた波の時のように
急いでレールを入れてはいけません！
ここで力むと一気に失速して自然にプルアウトさせられてしまいます。
これはとってももったいないし、すごくくやしいものですよね。
ターンといってもほんの少し重心をかけるだけにとどめて
わずかにレールを入れるだけでガマンしておきましょう。
★ボードのノーズをボトムに向けたままターンの姿勢をとる
厚めの波はスピードに乗りにくいので、しっかり胸をはるように
心がけましょう。
こうすることでクっとボードが加速します。
また目線はリップを見ますがボードのノーズはぎりぎりまでボトム
方向にむけたままにしておきましょう。
ホレた波の時のようにノーズが横にむくほどレールを入れてしまうと
失速してしまいます。
★ボトムまで降りたら一気にターン
サイズのある程度ある波の場合は波のボトムもはっきり確認できます
よね。
自分が波の一番下に来た、と感じたらここでようやく肘と腰に重心を
集めてターンをします。
このようにパワーをためこむ事で厚めの波でもスピードに乗って
1つの波に長い時間乗ることが出来るようになります。
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