キャスターが付いているスノーボード用バックやボードケース
スノーボードって、実は雪山までの移動がかなり大変ですよね。特にバスや電車、飛行機での移動では体力勝負。ブーツなどの重たい荷物を持ったまま混雑した駅を歩いたり、集合場所まで歩いたりと、滑る前の移動で疲れてしまいます。車での移動ならそのような移動中の荷物の重さの負担はないものの、狭い車内にうまくスノーボードを収納できるかどうかが問題になります。
そこで今回は、重たくてかさばるスノーボードグッズを少しでも楽に運ぶための「らくらく移動術」をご紹介します。バス・電車・飛行機編と、車編に分けて紹介しますので参考にしてください。
らくらく移動術のポイントは、ずばり「キャスター(ウィール)」です。
海外旅行に出かける際、重い荷物を運ぶスーツケースにはキャスターがついてますよね? 実はスノーボード用バックやボードケースにも、キャスターが付いている商品があるんです。
キャスター付きスノボバックをうまく使って、スノーボードトリップをもっともっと快適に楽しみましょう!
キャスター付きバッグでらくらく移動術~バス・電車・飛行機編~
それではまずバス・電車・飛行機編からです。ここでの移動術は、スノーボードグッズ一式を収納した重たいボードケースを、いかに楽に運ぶかがポイントになります。背負って重さを軽減するリュック型、荷物を引いて重さを分散させるキャスター型の2パターンを紹介しますので、参考にしてみてください。
リュック型ボードケース + 小型ウィールバック
■そもそもボードケースには何を入れる? ブーツやウェアは? まず一般的なスノーボード用ボードケースの容量について説明します。ほとんどの場合(サイズ、形状にもよります)、バインディングを取り付けたボード1本、ブーツ、ウェア、グローブなどスノーボードグッズ一式が入ります。上の写真のようにケースにボードを収納すると、前後のバインディングを境にして、ノーズ部分、テール部分、中央と分かれます。テールとノーズ部分にブーツを一足ずつ、中央にウェア、空いてる隙間にグローブなどの小物を詰めるのがおすすめです。ブーツ専用にセパレートされているケースなど、収納がしやすく便利な商品も多いです。
■リュック型ボードケース それでは、ここからが「らくらく移動術」。
ボードケースは肩から下げて持つのが一般的ですが、ここでは上の写真のように、背中に背負えるリュックタイプのスノボケースをご紹介します。実際に背負ってみると、若干足があたって歩きづらくもありますが、肩から下げるよりは安定感もあり、スノボグッズの持ち運びは断然ラクです。
また両手があくので、その他のバックも持ちやすいし、いざというときに手元が自由だと安心です。スノーボードケースを購入する際は、リュック型も検討してみてください。
■キャスター付き(ウィール)バックを上手に使う スノーボードグッズ一式を背負ったら、あとはインナーや宿泊用の着替えを、手荷物として小型のキャスター付きバックで引っ張るといいでしょう。手で持つボストンバックと、引っ張ることができるキャスター付きバックでは、重さの感覚に格段の違いがあります。これはスノーボード用でなくても、旅行で使っているスーツケースでも代用できます。
写真を見てもわかるように、このセットアップは、スマートなスタイルで移動ができます。ぜひ1度試してみてください。
キャスター付きボードケース + リュックサック
■キャスター付きボードケースもう1つの移動術は、ボードケース自体にキャスターが付いている「キャスター付ボードケース」を使う方法です。
重たいボードケースを引っ張って運ぶことができれば、荷物の負担がかなり減ります。ただキャスター付きボードケースの場合、海外旅行用にもなるような大容量の商品が多く、ケース自体が重かったりします。1泊2日のスノーボードツアーならそこまで大きなバックは必要ないので、サイズの大きすぎない商品を選ぶのがおすすめです。
■ガイドも実際使ってます! 写真は「BAKODA」というメーカーのケースで、バインディングを取り付けたボード1本、ブーツ、ウェア、グローブなど、スノーボードグッズ一式が収納できるちょうど良い大きさで、実際にガイドも愛用しているスノーボードケースです。
あとはインナー、宿泊用の着替えなどをリュックに積めて荷造り完了! さっそく雪山へ向かいましょう!
肩から提げていた重たいボードケースも、キャスターで引っ張って移動すれば驚くほど負荷が軽くなります。もちろん階段ではケースを持ち上げる必要がありますが、それは肩に提げていても同じこと。少しでも快適な移動を目指して、キャスター付きケースも検討してみてはいかがでしょうか。