ペンのバック
フリーハンドを内側にひねるようにし、ラケットを横に滑らせるようにすると、ヒジの角度が強く保たれる

ペンはラケットを横に滑らせる

次にペンホルダーの場合だが、「横回転をかけるつもりで、ラケットを右に滑らせるようにするといい」(左利きの人は左に滑らせる)と平岡監督は言う。

「ボールとラケット面を垂直に当てると面のブレが大きくなるので、ボールの少し内側に当てるようにすると強くインパクトできます。手首の弾きも使いやすいので打球に威力が出ます」

さらにこのとき、フリーハンドを内側にひねるようにすると、ラケットハンドにもひねりを加えやすく、安定した強いラケット面をつくることができるという。

なお、シェークハンド以上に、ペンホルダーのバック系技術によく見られるのが、ラケットを前に押し出しフリーハンドを後ろに引いてしまう打ち方。
これが最もよくない打ち方だという。

「ショート(ブロック)のヒジの角度は、90度から120度くらいが最も強い状態です。フリーハンドを後ろに引いてしまうということは、ラケットハンドも伸びすぎて、ヒジの角度が弱い状態になっているということです」

「平岡理論」を聞いたうえでの私見で恐縮だが、ペンホルダーのバックの弱さは、「止める」のか「打つ(強打)」のかによって、身体の使い方(回転方向)が「逆」になってしまう点にあるように思える。
ショートやプッシュの小技のときも、強打やドライブの大技のときも、同じ身体の使い方(回転方向)に設定すれば、ラリーの中でどっちを使うかという瞬間的な「迷い」を避けられるため、ぎこちなさが解消できるように思う。


この技術論の連載は、ひとまずこれで「第1ステージ」を終了します。ここまでの5回の連載をお読みになって、疑問・質問などがありましたら、卓球ガイド宛にメールでお寄せください。平岡監督と相談のうえ、可能な限りお答えいたします。準備ができましたら、「第2ステージ」を再開したいと思います。どうぞお楽しみに!

********関連サイト*********
<連載・平岡監督に学ぶ技術論>
第1回 フォアハンドの設定のツボ(1)
第2回 フォアハンドの設定のツボ(2)
第3回 スイングのツボは「肩」にあり
第4回 バックハンドの設定のツボ(1)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。