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小学生にも(たぶん)わかる卓球オリンピック講座 福原選手が単複代表になったわけ(2ページ目)

卓球の福原愛(ふくはらあい)選手が、アテネ・オリンピックに出られることになりました。「でも、ダブルスはあまり成績がよくなかったのに、どうして出られるの?」という、あなたのふしぎなきもちにこたえます。

執筆者:壁谷 卓

オリンピックの卓球は「シングルス」と「ダブルス」の2つの種目をやりますが、オリンピックを開く人たちから、「卓球は○人」というように、出られる選手の数が決められています。

その決められた人数を、卓球をまとめている人たちが、いろんなところに「わける」のです。アジアには○人、ヨーロッパには○人というように。
そして、今回のアジアの試合からオリンピックに出られるのは、男子も女子も「シングルス7人、ダブルス6人」と決められたのです。

さて、その試合に、福原愛選手が日本の女子の代表として出場(しゅつじょう)しました。
「ダブルス」では、小西杏(こにしあん)選手とペアをくみました。
このふたりのペアは、日本でいちばん強い人を決める試合で2回つづけて優勝(ゆうしょう)しています。
そして福原選手は、「シングルス」と、小西選手との「ダブルス」と、両方ともオリンピックに出られることになったのです。

でも、福原・小西ペアの成績(せいせき)はあまりよくありませんでした。
ほかの国に、もっと順位が上のペアがあったのです。
しかし、その国のペアを代表にしてしまうと、オリンピックを開く人から決められた人数を「オーバー」してしまうため、大会の決まりによって、「逆転(ぎゃくてん)」で代表になったのです。

そのことをもう少しくわしく説明していきます。
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