
村守を選んだ理由として、男子の宮崎義仁監督は、「将来の日本のことを考え、若手を一人は入れておきたい」という意図をあげ、「今年の実績は、世界ランキングが上の偉関晴光、加山兵伍、木方慎之介らを上回る」と評価した。村守は今年のプロツアーで世界ランキング100位以内の選手に3回勝っており、日本男子の中では松下浩二の4回に続いて2番目。ペンホルダーの裏面打法を積極的に使うスタイルが持ち味だ。

男女とも残る1人の代表は、全日本選手権のシングルス優勝者となる。今回発表の選手のなかから優勝者が出た場合は、強化本部推薦の選手が加わる。日本代表メンバーは以下の通り(選手名の掲載順は日本卓球協会の発表による。順位は12月の世界ランキング)。
【男子】
松下浩二(ミキハウス)67年8月28日生 44位 右シェークカット+攻撃型
田崎俊雄(協和発酵)74年11月1日生 48位 右ペン前中陣速攻型
遊澤亮(東京アート)76年10月7日生 112位 左シェーク前陣攻守型
村守実(青森山田高)85年8月15日生 139位 左ペン前陣速攻型
【女子】
梅村礼(日本生命)76年12月4日生 26位 右シェークドライブ型
福原愛(ミキハウスJSC)88年11月1日生 38位 右シェーク前陣速攻型
藤沼亜衣(ミキハウス)82年9月16日生 32位 左シェーク前陣速攻型
谷口直子(サンリツ)80年9月27日生 133位 右シェークカット主戦型
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