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「新人」勧誘のポイント(4ページ目)

新年度を迎え、各チームとも「新人」の勧誘に躍起になるシーズンではないでしょうか。そこで、勧誘のポイント(のようなもの)を経験に則して書き連ねてみました。

執筆者:壁谷 卓

これは広告全般に当てはまることですが、人目を引かなければ、紙くず同然になってしまいます。せっかく貼るのですから、なんとか目立たせたい。むろん、斬新なデザインなどで人目を惹きつけられれば申し分がないのですが、私たちには「なんとなくありきたりだなー」というものしかつくる能力を持ち合わせていなかったので、貼り方で工夫するよりほかありませんでした。

目立たせるビラの貼り方は大きく分けて2つあります。ひとつは、「一点豪華主義」で貼ること。すなわち、そこそこ人が通りそうな場所にある程度のスペースを見つけたら、20枚、30枚と固めて貼ると、数枚ずつ何か所かに分けて貼るより目立ち、効果が高かったように思います。

もうひとつは誰も貼らないような「盲点の場所」に貼ること。当たり前ですが、そういった場所は誰も行かないような場所であることが多いものですが、「そうか、そういう場所があったか!」というケースもまれにあります。私が貼ったのは……汚い話になるのでやめておきますが、それを見た新人が1人いたことをつけ加えておきます。

《フォロー》

いざ新人が来てくれたら、当然、チームの目的や、どのような活動をしているかを説明すると思うのですが、自分たちのチームの活動に「自負」があるのなら、まずは少々強引に誘ってでも、もっともチームの雰囲気がにじみ出る場に来てもらうのが、一番手っ取り早く、かつ確実な方法だと思います。それでミスマッチなら、結局は長つづきしないという気がします。

ただ、その際に大事なのはフォローですね。特に、初心者の場合は不安が大きいと思いますので、たとえば、私が大学時代に所属していた学内サークルでは、幹事の中に初心者担当のコーチを3人設けていました。そして、練習場では「初心者コート」という専用のコートを設け、その3人が卓球の楽しさを教えるというシステムをとっていました。

もうひとつ大事なのが「オフ・コート」です。学内サークルでは、練習後にはコンパをしていたのですが、新人の場合、来てから1か月は「お試し期間」ということでタダにしていました。もちろん、代々の伝統であり、私も恩恵を被り、還元もしてきたわけです。そんなわけで、学内サークルのほうは当時150人ぐらいの会員がいました。

以上、当たり前といえば当たり前のことを書いてきましたが、何かしら勧誘のヒントがあれば幸いです。
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