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初心者向け、ラケットの選び方(2ページ目)

テニス初心者のための道具の選び方、第1回目。今回は初心者がラケットを選ぶ際に、何に着目すればいいかを詳細にご紹介していきます。

執筆者:吉川 敦文

握ったときの「隙間」がポイント

ラケット
グリップやラケット面の大きさなどは、実際触ってみて合うかどうか確かめてみよう
太いグリップ(ラケットを握る部分)は、力が入りやすく振りが安定するといわれます。ただ、あまり太すぎると握りづらくなってラケットの操作性が悪くなります。反対に細すぎると、ボールがラケット面の芯から可ずれたとき、ラケット全体がぶれやすくなります。ちょうどいい太さは人それぞれなのですが、一般には「ラケットを握ったとき、グリップと指に少し隙間があく」くらいがちょうどいいとされています。

グリップサイズは「1・2・3・4」とあり(「5」以上に相当するものもありますが基本的には市販されていません)、自身に合ったものを選んでもらえばまったく問題ありません。形もメーカーによって異なるので、自身の好みで構わないでしょう。ただ、初心者、特に女性が手が小さいという理由だけでグリップサイズ「1」を使っていることがありますが、あまりお勧めしません。極端に手が小さいなら別ですが、太いグリップの方が力を入れやすく、扱いやすいからです。せてめ「2」程度のものから始めた方が、上達への道がスムーズになるかと思います。

あえてこだわるなら、ストリング

ストリング
ラケット面に張り巡らされているのがストリング(ガット)。最初はそれほど気にする必要はない
ラケット面に網状に張られているものが「ストリング」。「ガット」とも呼ばれます。ストリングは、最初はそれほど気にする必要はありませんが、あえてこだわるのであれば、ナイロン素材で値段がリーズナブルなもの(1,000円前後~5,000円前後まで値段はさまざま)をお勧めします。

ストリングには様々な種類があり、3ヶ月に1度の張り替えを進めているテニススクールやテニスショップが多いです。半年とすることころもありました。いずれにせよ、定期的に張り替えるべきものなので、最初から意識して「合わなかったら気軽に変える」程度で考えておきましょう。よって、リーズナブルな価格で選んでみましょう。それを基準に、もっと飛ぶもの、もっと振動の少ないもの、もっと切れにくいものなど、自分の志向に合ったものを求めていけば大丈夫です。

なおストリングには、ナイロン素材の他にも「ナチュラル」「ポリエステル」などの素材があります。ナイロン素材は、ナチュラルよりも値段が安く、ポリエステルよりもよく飛び、振動が少ないものが多いです。ナイロン製品にもたくさんの種類がありますが、いずれ張り替えるものなので、その違いを感じるようになるまで値段を抑えたものにするのがいいでしょう。

専門ショップの、試打ラケを利用しよう!

試し打ち用のラケット(通称「試打ラケ」)を貸してくれるテニスクラブ、テニスショップもあります。また、テニスクラブでは貸しラケットが用意されていることもあります。人それぞれの事情に合わせるという意味では、テニスコーチやテニスショップの店員さんに聞いて、自分の事情に合わせるのが一番かと思います。

今回は最低限の情報だけを書きましたが、もちろん「デザインで選びたい!」「価格が安ければそれでいい!」などの選び方もあるので、自分として一番何を優先順位とするか、ラケットを選ぶ前によく考えてください。それによって、選び方もまったくことなってきます。

ただ、スポーツ量販店の1万円台で売られているモデルはお勧めしません。ラケットのフレームが、粗悪品だったりして1月も持たずに崩壊したりすることがあります。その値段が気になれば、これも店員さんに聞いてみて構いません。はっきり答えられないようであれば、購入は差し控えましょう。



<関連リンク>
テニスラケット(硬式)の選び方
ストリング(ガット)の選び方

<取材協力>
プレイヤーズハウス村上功さん
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