テニスをいざ始めよう!と思ったとき、ラケットの選び方はその先の進歩を左右するくらい大切 |
第1回目の今回は、「ラケットを選ぶコツ」です。「ラケットなんて何を買っても変わらないでしょ!」と決めつける前に、冷静になって見るべきポイントを押さえてください。それだけでも上達するスピードがまったく異なってきますよ。
「初心者モデル」は買いか?
各テニスメーカーでは、「初心者向け」モデルと呼ばれるテニスラケットを売りに出しています。その初心者モデルは、各メーカーの最新技術を少しだけ、もしくは部分的にラケットに導入したものが大半。特徴として、フェイス(ラケット面)が大きく、機能全般あたりさわりのないものになっており、価格は2万円前後がボリュームゾーンです。はたして初めてテニスをする人に、このような初心者モデルを推薦できるかというと、ズバリそうではないと考えています。
人によって当然ながら、体力や運動神経、スポーツに慣れ親しんでいるかなどがまったく異なります。異なれば、推薦するラケットも違ってきます。ただ、その中でもラケットを選ぶ際に着目してほしいポイントが「スウィング」です。ラケットを持って、そしてそれを振ったとき、どれくらい振ることができるのかがラケット選びでもっとも大切な点なのです。
「振れる」「振れない」でまったく異なるラケット選び
初心者がラケットを選ぶ際、もっとも重要なのが「振れる」かどうか |
「比較的に球がよく飛び、そして操作性がいい」ラケットをお勧めします。具体的に言うと、「ラケット面の大きさは中くらい」「フレームの厚さも中くらい」、そして「軽い」ラケットです。価格は25,000~30,000円くらいでおさまるもので構いません。
ちなみに男性の場合、ツアーモデル(プロ仕様に近いラケット)を使用してもいいくらいのスウィングをする人もいるので、自分の振りがどの程度のものなのかわからない場合は、ショップの店員さんに聞いてください。親切に対応してくれるはずです。
■あまり振れない人(体を上手にあまり使えない人)
「よく飛び、体に負担の少ない」ラケットをお勧めします。具体的には、「ラケット面が大きく」「フレームが比較的厚く」、そして「軽い」ラケットです。価格は30,000~33,000円くらいでおさまるもので構いません。