不調の杉山、その活躍が目立った森上
日本女子テニス界の第一人者である、杉山愛が不調。今シーズンに入ってから、1回戦負けが続いていたが、全仏でも1回戦で姿を消した。直前に行われたフェド杯チェコ戦ではツアーを優先するために出場を辞退したが、次のフェド杯には代表に選出されず。このまま調子を上げることができなければ、「引退」という言葉もささやかれるようになるかもしれない。一方、フェド杯チェコ戦でシングルス2戦を勝利した森上亜希子が全仏でも好調だった。フェド杯はチェコのホーム、クレーコートで行われたが、そこでの戦いが全仏のレッドクレーへの調整として合っていたかもしれない。しかし、2回戦を突破した森上は3回戦で第4シードのエレーナ・デメンティエワ(ロシア)と対戦し敗退。あともう一つ上に行きたかった森上だったが、試合序盤で肉離れを起こし思うようなプレーはできなかった。「いいプレーをしにきたんじゃない。勝たなきゃ意味がない」と語った森上。日本勢最高の成績にも、森上の満足はない。今後の活躍が楽しみになってきた。
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