フレームの厚さ
フレームが厚ければ飛びが良くなり、逆に薄くなれば飛ばなくなるのが基本原則 |
■トップを厚めに
トップに重さを持っていくことでスイングにより遠心力が働き、ストローク向きのラケットになる(詳細は次の項目「フレームバランス:トップヘビーのラケット」を参照)。
■スイートスポットを厚く
スウィートスポットを厚くすることによりパワーが増し、面安定性が向上するのでコントロール性がUP。
(WilsonやYONEXは、さらにスウィートスポットへオモリを入れて、面の安定性をUP。)
■シャフトを細く
フレームの一番薄い箇所でラケットは「しなる」。「しなる」ということは、ボールとラケットの接地時間を長くする効果があり、スピンをかけるタイミングをとりやすく、コントロール性がUP。
フレームバランス
■トップヘビー (バランス325mm以上) のラケット
ラケット面の頭側に重さを感じるラケット。遠心力が働き、打ち負けにくくなるが、ボレーのようなとっさの動きに反応しづらくなる。ストローカーに最適。
■イーブンバランス (310~325mm) のラケット
ラケットの中心部に重さを感じるラケットで、ストロークもネットも好きなオールラウンドプレーヤーに最適。
■トップライト (バランス 310mm以下) のラケット
グリップ寄りに重さを感じるラケットで、ボレーなどの瞬時の動きに対応しやすく、ネットプレーヤーに最適。
重量
重いラケットは上級者、または腕力のある方に適しており、軽いラケットは非力な方や初級者向けというのが一般的な見方。 ラケット重量を大まかには【超軽量(245g未満)】、【軽量(245~290g】、【一般(290g以上)】の3つに区分でき、ここ数年はラケットの軽量化が進んでいる。■重いラケットの利点
・速い相手のショット(サーブやストローク)に対して、面を作るだけでボールを押さえられ、相手のショットに打ち負けにくくなる。
・軽いラケットより遠心力が働き、ボールを潰しやすく、重たいボールが打てる。
・重いラケットは、軽いラケットと比べ大振りできないため、飛びを抑えることができる。
■重いラケットの欠点
・重いのでボールへの反応が遅れがちになる。
・軽いラケットと比べてボールが飛ばない。
■軽いラケットの欠点
・相手のショットが速い場合や重いときに、ラケットが弾かれやすい。
・重たいラケットと比較すると、ボールをヒットした時の振動と衝撃が大きくなる。
次回はラケットのフレームやストリングパターンなどにスポットを当てて、「<超初心者向け講座 ラケットの選び方2」をお伝えします。
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